政策・見解

行財政問題特別委員会の報告

太田ひろみ
1月26日

去る1月26日、行財政問題特別委員会が開催され、文化体育振興事業団、および社会福祉協議会との協議会が行われました。

 


市の説明

 

文化体育振興事業団は芸文会館さきらや市民体育館などの文化体育施設の管理運営を栗東市から委託されています。

 

太田ひろみ議員の発言

 

公の施設なので、基本的に誰もが平等・公平に使用できるものでなければならないと思い、使用料の減額免除制度について質問しました。市の条例に基づいて体育施設での福祉団体等の使用についての減免は実施されていましたが、身障手帳等の提示による個人への減免はなく、さきらについては全く減免の適用はないとのことでした。

 

国による指定管理者制度の施行で、こういった施設の管理運営がまるごと民営化されようとしています。(H18年9月までに市直営か、指定管理者にするか決めなければならないとされています。現在の委託方式では体育館等の使用料は市の収入となっていますが、指定管理者制度のもとではその管理者の収入となります。) 他市で、指定管理者制度により減免制度が無くなり、使用しにくくなったという報告もあります。

一方的にこういったことにならない様しっかり目を光らせ、さらなる充実に向けて皆さんと一緒にがんばりたいと思います。

 

市の説明

 

社会福祉協議会は訪問、通所、居宅等の介護サービス事業やボランテイア活動の振興、保健医療や教育等の社会福祉と関連する事業との連絡等の活動をされています。総合福祉保健センター(なごやかセンター)内にある老人デイサービス、身体障害者デイサービス、老人福祉センターの指定管理者でもあります。

 

少子高齢化をむかえて、福祉の充実が大変重要になってきており、地域で一番身近な民生委員の活動がしやすいように配慮していくことが必要。研修のあり方や情報提供等検討すべきとの意見が出されました。また、子どもたちの教育においてもH19年度から特別支援教育が実施され、教育と福祉の連携が重要視されるので、社会福祉協議会としての対応が必要となってくるとの指摘もありました。さらには、高齢者福祉もさることながら、もっと少子化対策を真剣に取り組んでいけなければならないのではないかとの強い意見も出ました。

 

太田ひろみ議員の発言

 

本当にその通りで、箱物づくりに一生懸命になっているどころではなく、今市民の皆さんが心から求められているのはソフト面の充実、暮らしや人への支援であると感じました。

 

社会福祉協議会がおこなっている子育て講座に、伝統を高齢者から子供に継承していくという寺子屋があり、参加人数も多く、喜ばれたとの報告がありました。また、2年ごとに福祉推進校(市内4校)を指定し、児童生徒と地域の高齢者との交流を図っているとのことでした。こういう活動を皆さんと共に支え、充実させていきたいと思います。