栗東民報 2015年3月1日号


H27年10月1日から

就学前の子どもの医療費
   通院・入院ともに無料に

10261筆の請願署名
お父さん・お母さん達の願いが実現

安心して子どもを産み育てられる環境づくりの施策として、子どもの医療費助成が滋賀県内で大きく広がる中、栗東市を除くすべての市町で、最低でも就学前の医療費は無料となっていました。

近年通院・入院ともに中学校卒業まで無料にする自治体が増える中、せめて就学前だけでも無料にしてほしいとして、2014年12月「栗東の医療をよくする会」から10261筆の署名を添えて『就学前までの医療費無料化を求める請願書』が市議会に提出されました。

しかし、財政健全化に取り組んでいる真っ最中であるとして、新政会(保守・自民系会派)・公明栗東・市民ネットワーク(民主党系会派)が反対し、請願書は不採択となりました。

財政健全化プランはH26年度末で終了します。H27年度の予算編成において、市は10月1日から就学前の医療費を無料にすると説明しました。
 













2年前から入院のみ中卒まで無料になったけど

他市並みに「せめて就学前だけでも通院も無料に」の声

1就学前までの医療費無料化を求める請願書』は、当時の市議会では、不採択になりましたが、「大事な要求であるが、いまは財政健全化を優先すべきである」「就学前医療費の無料化は、財政健全化プランが終了次第、優先的に実施してほしい」等の意見が出ていました。

栗東市は、0(ゼロ)歳児から自己負担がある唯一の自治体でしたが、請願書が提出された翌年の4月から、入院費だけですが、中学校卒業まで無料化されました。

お父さんやお母さん達からは、「入院費だけでも無料になってよかった」という喜びの声とともに「高校卒業まで無料になった自治体(豊郷町)もある」「せめて就学前だけでも通院を無料にしてほしい」との声も多く寄せられていました。


通院・入院ともに

中卒まで無料が世間並みに

少子化対策もある中、他市ではさらに広がり、いまや中学校卒業まで無料があたり前の水準になりつつあります。県内では豊郷町を含む7自治体で、通院・入院ともに中学校卒業まで無料です。

請願署名に取り組まれた「医療をよくする会」の代表・石黒さんは「署名に取り組んで、ほんとうによかった。今度は、中学校卒業までの無料化を目指してがんばりたい」と話されました。




高齢者インフルエンザワクチン

自己負担2000円を 1300円に軽減

H27年度予算において、市は高齢者のインフルエンザワクチン接種にかかる自己負担2000円を、草津市と同額の1300円に軽減すると説明しました。

以前は1000円でしたが、財政危機との理由で、数年前に2000円に引き上げられました。県内でもっとも高額であり、引き下げを求める声が強く出ており、当議員団としても軽減を求めてきました。皆さんの声が届いてよかったです。
 



3月議会がはじまります 
 ~傍聴にお越しください~

3月3日から3月議会が始まります。来年度の予算の使い方を決める大事な議会です。日本共産党議員団は、税金は福祉・暮らしを充実させること最優先に使うべきだと主張してがんばります。ご支援よろしくお願いします。

3月 3日(火)  開会・議案上程
  10日(火)  代表質問
  11日(水)  代表質問・個人質問
  12日(木)・13日(金) 個人質問
  16(月)~19(木) 各常任委員会
  24日(火)  採決・閉会






栗東民報 2015年3月1日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市委員長 國松清太郎
 市会議員 伊吹みちえ
 市会議員 大西時子
 市会議員 太田浩美