RD産廃処分場 2次対策工事の問題点は
元従業員の証言
「有害物入りドラム缶を数千本つぶして埋めた」
処分場中央部の深部が手つかず
現在、RD処分場では恒久対策と言われる2次対策工事が進められています。2次対策工事の最大の問題点は、元従業員が「有害物が入った数千本のドラム缶をつぶして埋めた」と証言している処分場中央部の深部(20~30m深いところ)を掘削する計画がないことです。
処分場中央部からは、証言を裏付けるような高濃度の表層ガスが検出されており、処分場中央部の深部には有害物が埋まっている可能性が極めて高いと言えます。しかし、県の対策工事では、処分場の周囲と中央部の上部(深さ3~5m程度)を一部掘削するだけです。このままでは大半の有害物が処分場内に残されたままになりかねません。
市民から「このような対策では、安心できない」「近い将来水道水に影響が出るのではないかと不安です」などの声が寄せられています。5月23日の議会説明会で、太田議員はこうした市民の声を訴え、市に2次対策工事の中で対応するよう求めました。
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H17年12月。RD処分場西市道側。ダイオキシン、鉛、PCBなどの有害物がたくさん詰まったドラム缶が掘り出されました。これと同じものが数千本ほど埋め立てられたと言われています。 |