栗東民報 2014年3月9日号


くらし・福祉の充実と 安心安全のまちづくりを

日本共産党湖南地域の市会議員団が滋賀県へ要望・交渉
   

 福祉・教育・河川・農政など11項目を要望

3月4日、日本共産党湖南6市(草津・守山・野洲・湖南・甲賀・栗東市)の市会議員らは、市民から寄せられている滋賀県への要望を提出し、交渉を行いました。福祉や教育・河川・農政など11項目にわたって要望しました。

栗東市からは太田議員が参加しました。台風18号の経験を活かし、河川の浚渫(しゅんせつ)や拡幅・改良に予算措置を講じ、災害に強いまちづくりのための基盤整備に力を入れるよう要請しました。

栗東市の子ども達が通う野洲養護学校の大規模化対策やコメの生産調整の廃止・補助金削減に対する支援策を講じることなどを求めました。




金勝川・葉山川の平地河川化・
中の井川ショートカット事業の スピードアップを

台風18号は、栗東市に大きな被害を及ぼしました。なかでも河川被害を拡大する要因になったのは、金勝川・葉山川の平地河川化や中の井川ショートカット事業の遅れによる水害です。太田議員は、この3河川の事業について、できるだけ工期を早めて実施するよう要請しました。

とくに、金勝川は目川地先で決壊し、上砥山・御園地先で護岸が崩壊するなどさまざまな被害を出しました。金勝川については、新しいルートでの平地河川化の事業を早期に進めるよう要請しました。

あわせて浚渫(しゅんせつ)工事を定期的に実施するなど河川の日常管理を強化し、災害に強いまちづくりの基盤整備をはかるよう求めました。



野洲養護学校のマンモス化対策

一時しのぎの増築の繰り返しではなく
 新しい養護学校の新設で 安心安全の教育環境を
野洲養護学校は、栗東市から59名の児童生徒が通っています。開校時(H20年4月)191名でスタートしましたが、現在317名となり、大規模化が年々深刻になっています。

いまでも特別教室を普通教室として使用し、トイレや体育館・プールなどの施設、スクールバスの停車場、保健室、教職員の駐車場などあらゆる施設全体が不足しています。開校からわずか7年で早くも2回目の増築工事が実施されようとしています。

県教育委員会の予測では、さらに増え続けH34年には428名に達すると言われています。どう考えても、増築などの一時的な対応では全く歯が立たない状態です。

台風18号で水害発生 さらに増築は危険と指摘

台風18号の際、野洲養護学校では学校裏の水田が一面池のような状態になり、学校自体が水没しかねない事態が発生しました。

こういう水害の危険がある学校を、さらに増築するのではなく、別の場所に新しい養護学校を建設し、通学区域の再編成をすることで抜本対策をはかるべきです。

子どもたちに安心安全の教育環境を保証することが県の果たすべき責務ではないでしょうか。



介護保険制度

要支援外しに支援策を

他に、介護保険制度の大幅な改定で、要支援などの軽度の方々を介護保険から外し市町の地域総合事業に移すことが進められています。

これにより介護が必要な人が、訪問介護や通所(ディサービス)などの介護サービスが受けられなくなる事態が発生しないよう国に介護サービスの保障を働きかけることや、市町と連携し介護サービスを充実するよう求めました。

 


コメ生産調整廃止の影響調査を

農業問題では、米の生産調整廃止・補助金削減に対する農家への影響調査を実施し、県としての支援策を講じるよう求めました。県は、影響調査(シュミレーション)は実施中であり、3月末頃には取りまとめていくと答えました。

引き続き皆さんから寄せていただいた声を届け、願い実現に力を合わせてがんばります。







栗東民報 2014年3月9日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市委員長 國松清太郎
 市会議員 大西時子
 市会議員 太田浩美