ようやく工事説明会・着工へ
安養寺山・金勝川・
観音寺水道水源地の復旧工事
台風18号の経験を活かし防災対策の強化を
2月17日に開催された議会説明会において、台風18号の被害対策の進捗状況について説明がありました。
栗東市にとって、これまでにない甚大な被害であり、復旧工事にも時間かかる中、とりわけ市民生活に直結する安養寺山の山崩れ対策・金勝川(目川・上砥山・御園付近)の護岸崩れ対策・観音寺地区の水道水源地の復旧工事は、優先的に進めることが求められています。
これらの着工予定がようやく明らかになってきました。
本復旧と並行して防災計画の見直し作業も進められています。台風18号の経験を活かした防災対策の強化が求められます。
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観音寺水道水源地は現位置での復旧
H26年12月供用開始予定
土砂崩れによって観音寺の水道水源地が破壊され、現在簡易浄水器で仮復旧がなされています。
台風被害から約2週間、観音寺地区では給水車が毎日水を運んでタンクに給水する日々が続き、お風呂にも入れない状態となっていました。地元住民からは、水源地の場所移動も検討し、同じ被害を繰り返さないよう対策をしてほしいと求められていました。
給水方法や配水管工事、財政面等さまざまな角度から検討した結果、場所の移動はせずに、H26年12月に現位置での本復旧を目指すとことで、地元と合意した。4月中旬から工事に着手する予定であるの説明がありました。
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早期に砂防堰堤を設置し 土砂崩れ再発防止を
現位置での水源地復旧に関連して、土砂崩れ再発防止対策として水源地の直上に砂防堰堤(さぼうえんてい)が設置されます。しかし、砂防堰堤の設置工事はH27~28年度実施予定であり、水源地の本復旧から約2年後の完成となります。
地元から、砂防堰堤が完成するまでの間の土砂崩れ再発を心配する声が上がっています。出来るだけ早く着工し、早期完成を目指してほしいというのが、地元の現位置復旧の条件です。そのことが安心安全の保障と言えます。
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安養寺山土砂崩れ対策
2~3月地元説明会 工事着手へ
雨が降るたびに心配されている安養寺山の土砂崩れの再発。とくに市民生活において支障をきたす可能性が高いレークヒル(住宅)側・下戸山側・通学路(市道安養寺下戸山線)側については、雨量が増える時期までに実施することが求められます。
これらに対し、2月に工事の入札を行い、業者を決定する。その後、2~3月にかけて地元説明会を行い、工事着手していく予定であるとの説明がありました。
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金勝川護岸の復旧
上砥山・御園地先 3月上旬から着工へ
金勝川は、目川地先で決壊し、川辺・下戸山・上砥山・御園地先で護岸が崩れるなど、大きな被害が発生しました。現在、目川地先の復旧工事が行われています。他の箇所については、土嚢(どのう)を積んだ応急復旧状態です。雨量が増すまでに、すべての本復旧を完了することが求められます。
これについて、1月に業者を決定し、3月上旬に工事着手し、6月末には完了の予定であると説明がありました。
ようやく目に見えるところでの復旧が進められようとしています。一日も早く安心安全な対策がなされるとともに、台風18号の経験を活かした防災計画の見直し・防災体制の強化が図れるよう皆さんと力を合わせてがんばります。
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学校給食・食育の充実を目指して
草津市の学校給食センターを視察
2月12日、議会の文教福祉常任員会において、H25年4月からオープンされた草津市の新しい学校給食センターを視察しました。S48年に整備された施設の老朽化により新築されました。 13小学校の児童と教職員分として最大9000食の調理ができる施設です。
建て替えにあたり、これまでなかった炊飯施設を設置し、地元(草津市)産の米を使ってセンターでご飯を炊くようになり、あたたかくておいしいと喜ばれていると話されました。また「ご飯や副菜などの配送には保温・保冷ができる容器を使用している。学校にはエアコンも整備されており、夏の暑い日でも食が進む環境ができていると思う」と話されました。調理の様子が見学できるスペース、学習などができる研修室、調理自習室も整備されていました。
栗東市はH30年度に新しい学給食センターがオープンする予定です。中学校給食・炊飯設備・アレルギー対応など課題は山積していますが、子ども達にとって安心安全・おいしい給食が提供できる施設となるよう皆さんと力を合わせてがんばります
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栗東民報 2014年2月23日号
日本共産党栗東市委員会発行
市委員長 國松清太郎
市会議員 大西時子
市会議員 太田浩美
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