台風18号の被害から2か月あまり
一日も早い復旧で 安心と安全を
11月20日に行われた議会説明会で、台風18号の被害について、H25~27年度にかけて本復旧に取りむとの説明がありました。復旧に必要な予算は、概算で約25億円とのことです。
現在、国による災害査定が行われており、その結果が出た後、詳細な計画・予算等が明らかになるとのことです。
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金勝川 決壊部(目川)・護岸崩落部(上砥山)
梅雨時期までに 復旧工事の完了を
金勝川は、目川地先で決壊、上砥山地先では数か所にわたり護岸が崩落するなど、大きな被害がありました。金勝川の復旧工事は、すべて県事業で実施されます。
太田議員は「土嚢(のう)を積んだ仮復旧の状態では、つぎに大雨が降れば、決壊の危険性が高まる。雨量が増える梅雨時期までに、工事完了をする必要がある」と指摘しました。
これに対し「現在、目川地先の本復旧工事に入っている。工事は下流から順次進められ、H26年6月までには、上砥山・中村地先における護岸の破損部すべての復旧工事を完了する予定である」と答えました。
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安養寺山の土砂崩れ
市民生活に影響が大きい通学路側・
レークヒル側・下戸山側は 早期の対策を
安養寺山の土砂崩れが多数発生し、通行止めとなっていた栗東中学校・治田東小学校の通学路(市道安養寺下戸山線)は、ようやく11月12日より解除されました。しかし、崩落部分の根本的な対策は、あまり進んでいません。
特に、通学路側・レークヒル(住宅地)側、下戸山側など、人命や市民生活に与える影響が大きいところから優先的に工事を進め、雨量が増す時期までに完了することが求められます。
これに対し、市は「通学路側・レークヒル(住宅地)側、下戸山側は緊急治山事業と位置づけ、H26年度秋までに県事業で完了する予定であると説明しました。
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日吉が丘側(歩道隣接部)も早期の対策を
安養寺山の土砂崩れは、小さな部分も含めると46箇所発生しています。他の緊急治山事業に位置づけられていない箇所については、H26~H27年度にかけて、県と市により復旧工事が行われます。
安養寺山東側(日吉が丘側)の市道(歩道)に隣接する崩落箇所について、当初は治山事業に入っておらず、復旧の目途がついていませんでした。しかし、歩道と隣接していることから、早期に安全対策をするよう求めました。市は「保安林の指定手続きをした後、県の治山事業として対策をしていく」と答えました。
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TPPと米の生産調整の見直し
需要と価格の安定は国の責任
~TPP交渉からの撤退を
安倍内閣と自民党がコメの生産調整(減反政策)を廃止しようとしています。TPP(環太平洋連携協定)への参加によって、外国産米の輸入が増えることを見越した措置です。農業関係者からは、米価が暴落し、地域農業が崩壊してしまうのではないかとの不安の声が寄せられています。
見直しの主な内容は、これまで政府が行っていた生産目標数量の配分は5年後に廃止する、コメの直接交付金も5年で廃止、来年度から大幅に減らす、米価変動補てん交付金を廃止し、農家も拠出する米・畑作物の収入緩和対策に一本化する、交付金の支給は認定農業者、集落営農、認定就農者に限定するなどです。今月中には最終とりまとめを行うとされています。
安全な農作物、生産者が農業を続けられるよう保障するのは国の責任です。そのためには、TPP交渉から撤退し、生産者や消費者の意見を聞き、食料自給率を向上させる農
業生産の多面的発展を図ることが求められます。
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栗東民報 2013年11月24日号
日本共産党栗東市委員会発行
市委員長 國松清太郎
市会議員 大西時子
市会議員 太田浩美 |
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