栗東民報 2013年6月16日号


おとな風しんの予防接種に助成制度を実施
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妊娠を希望する女性・妊婦・妊婦の夫に

・MR(麻しん風しん混合)ワクチン
・風しんワクチン
・接種費用が上限に満たない場合は接種費用を助成
*助成期間 H25年6月1日~9月30日

全国的な風しんの流行で 胎児への影響が懸念

自治体で進む風しん予防接種への助成

全国的に風しんが流行し、過去5年間(H20~24年)で最も多いペースで患者数が増えていると報告されています。滋賀県内でも、今年1月から5月26日までの患者数は54名で、昨年1年間の患者数12人の4倍以上になっています。

風しんは妊娠初期の女性がかかると、胎児に風しんウイルスが感染し、難聴・心疾患・白内障などの障害がおこる先天性風しん症候群を発症するおそれがあります。こうした胎児への影響に懸念が広がる中、感染拡大を防ぐ手段として、おとなの風しん予防接種に助成金を交付する自治体が増えています。

草津市・野洲市・湖南市などの近隣市が、6月から次々とおとなの風しん予防接種へ助成制度を実施する中、栗東市も助成制度の実施を決めました。


栗東市も今夏の風しんの流行に備え
 おとなの予防接種に助成制度

風しんの感染について、昨年から首都圏や近畿地方での報告が多く、患者の7割以上が男性で、その内の80%が20~40歳台が占めています。今年は特に首都圏からの報告数が多く、今後さらに増加すると言われています。

おとな風しん予防接種への助成について、去る5月23日、草津栗東社会保障推進協議会が行った懇談で「草津市が6月から助成を実施すると決めた。栗東市でもぜひ実施してほしい」と要望したことに対し、市は「近隣市の状況を見ながら、検討する」と答えていました。

その後、6月10日の6月議会の開会で、野村市長からおとな風しんの予防接種に助成金を交付すると発表がありました。助成期間は6月1日~9月30日で、接種後領収書を添付の後、なごやかセンターに申請することとなっています。

緊急的に設けられた自治体独自の制度なので、各市によって、実施内容に違いがあります(下記表を参照)。
 


      助成額 助成対象   助成期間  助成方法
栗東市  MR 7000円上限
風しん5000円上限
 H2.4.1以降に生まれた人(23歳以上)
①妊娠を希望する女性
②妊娠中の女性
③妊婦の同居の夫
 H25.6.1~H25.9.30  立て替え払い(領収書添付で申請)
 草津市  接種費用の7割
(上限7000円)
*生活保護世帯無料
 19歳以上
①妊娠を希望する女性
②妊婦の同居家族
①H25.6.1~H26.3.31
②H25.6.1~H25.9.30
 立て替え払い(領収書添付で申請)
 野洲市  接種費用の7割
(上限7000円)
*生活保護世帯無料
  19歳以上
①妊娠を希望する女性
②妊婦の同居家族
①H25.4.1~H26.3.31
②H25.4.1~H25.9.30
 立て替え払い(領収書添付で申請)
 湖南市  自己負担3000円
*生活保護世帯無料
 19~64歳
①妊娠を希望する女性
②妊婦の同居家族
③H25.4.1以降に婚姻届を出した夫婦
 H25.4.1~H25.9.30 窓口負担3000円 でOK
*4月からのさかのぼり分は、領収書添付で申請
 大津市  接種費用の半額
(上限5000円)
*生活保護世帯無料
  19歳以上
①妊娠を希望する女性
②妊婦の夫
  H25.4.1~H25.9.30  立て替え払い(領収書添付で申請)




6月議会が始まっています

傍聴にお越しください

個人質問で取り上げます

<大西時子議員>
・市街化区域農地の生産緑地指定について
・小型家電リサイクルの取り組みについて

<太田浩美議員>
・『新・集中改革プラン』を見直し福祉施策の充実を
・中学校給食の実現と給食センターの建て替えについて
 6月議会日程
・開 会      6月 10日(月)
・個人質問        17日(月)~19日(水)
・各常任委員会     20日(木)~24日(月)
・予備日         25日(火)
・採決・閉会       26日(水)




栗東民報 2013年6月16日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市委員長 國松清太郎
 市会議員 大西時子
 市会議員 太田浩美