5年後の対策工の有効性の確認よりも
ただちに西市道側の汚染土壌の全量撤去を
協定書(案)には、対策工事の有効性の確認を行うことを目的とした県・周辺自治会・栗東市・学識者で構成する(仮称)RD最終処分場問題連絡協議会を設置することや、対策工事完了後5年を目途に対策工の有効性を確認し、有効でないと判断される場合は、必要な調査や追加対策を検討・実施するなどが盛り込まれています。
住民から、「追加対策の内容について処分場の全体掘削も視野に入れているのか」との質問や「有効性を見ている5年間、県は(対策を)何もしないのか。まだ、処分場に埋まっている廃棄物を放っておくのか」などの質問が出ていました。
県は、処分場を県有地化することで、住民の安心を担保したいと考えているようですが、処分場内に多くの有害物を残しながら、経過を見ていくだけでは、安心・安全は保障されません。
住民の安心・安全と言うのであれば、西市道側のドラム缶内容物で汚染された土壌など、少なくともこれまでの調査等で有害物と判明しているものは、直ちに除去すべきです。同様に高濃度の表層ガスが検出された処分場中央部も掘削するべきです。こうした住民の声に応えようともせず、積極的に掘削・除去しない県の態度は許せません。
ご意見をお寄せください。次世代に負の遺産を残すことのないよう皆さんと一緒にがんばります。
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H17年12月。RD処分場西市道側。ダイオキシン、鉛、PCBなどの有害物がたくさん詰まったドラム缶が掘り出されました。これと同じものが数千本ほど埋め立てられたと言われています |