放射能・アスベスト・PCBなどの有害化学物質による
大気・水・環境への汚染拡散が懸念
大阪市などで震災がれきの受け入れが問題になっています。東日本大震災のがれきは、放射能はもとより、津波被害により様々な工場から流出された重金属やアスベストなどの有害化学物質を含んでいる可能性が極めて高い産業廃棄物です。自治体の一般廃棄物処分場や焼却炉は、こうした有害な産廃を処理する能力がないため、受け入れて埋め立てたり焼却すれば、大気や大地・水などに影響が及ぶことは避けられません。
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住民の声は
「汚染を拡散する広域処理は反対」
政府が全国の自治体に受け入れを求めても、思うように進まないのは汚染をこれ以上拡散すべきではないとする強い国民世論があるからです。
本市でも、保管・焼却・焼却灰の処理などにおける問題が多く、受け入れ困難との見解を示しました。市民から安全性に問題があるがれきの受け入れは不安であり、やめてほしいと訴える声が強くありました。こうした市民の声に応え、がれきの受け入れを拒否したことは、当然のことと言えます。
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住民運動で焼却灰の受け入れ断念
〜近江八幡市
近江八幡市は、がれきの焼却灰を受け入れ、琵琶湖岸にある市の一般廃棄物処分場に埋め立てる計画をしていました。琵琶湖への影響を考えれば、とんでもないことです。近畿一円の飲料水に係る問題になりかねません。中止を求める集会が開催されるなどの市民運動により、市は断念する結果となりました。
政府は国民の健康と安全を守る立場で、がれき処理や放射能の拡散防止対策を速やかに講じるべきです。
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