参院予算委
福祉を守るべき市役所が
警察のような市民の監視機関に
公権力使った「思想調査」 民主主義の日本で許されない
日本共産党・山下芳生(よしき)参議院議員は、13日の予算委員会で橋下大阪市長が行った「思想調査」は憲法と日本の民主主義の根幹にかかわる問題であるとして、市長が公権力を使って、業務命令で正確に回答しなければ、処分の対象と脅しながらこういう調査をすることが許されるのかと問いただしました。
この調査の重大な点は、調査の対象が市職員だけにとどまらず、全ての市民・国民を対象にして行われていることです。たとえば、「特定の政治家を応援する活動に参加したことがありますか」という質問に対して、本人の参加の有無だけでなく「誘った人」の氏名まで回答するよう求めています。
「誘った人」は大阪市職員にとどまらず一般の市民・国民まで対象とされています。一般の方が大阪市の職員に「○○さんの演説を聞きませんか」とか「だれだれに投票お願いします」と言えば、その声をかけた人の名前を報告せよとなっており、まさに国民に対する違憲違法な「思想調査」であると指摘しました。
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パネルを示して質問する
山下芳生(よしき)参議院議員 |