『栗東西図書館の充実・存続を求める請願書』
9月議会で市長が
「存続していきたい」と表明
栗東西図書館の存続を求めて、市長宛の要望書が4件、市議会には請願書が2件提出されていました(8月30日時点)。
『栗東西図書館の存続を求める会』(代表・石黒やよい氏)は、栗東アルプラザ平和堂前を拠点に7月初旬から「栗東西図書館の充実・存続を求める請願署名」を集める運動を始めました。署名は大きく広がり、2ヶ月足らずで3205筆も寄せられ、8月29日市議会に提出されました。また、同日に同じの内容の要望書を市長宛に提出されました。
そういう中で開催された9月議会で、大西とき子議員は、個人質問で西図書館の存続を求めました。他に2名の議員からも同様の個人質問があり、野村市長は「経費を縮減しつつ、存続していきたい」と答弁されました。
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栗東市教育振興計画案に
「図書館の充実」がもり込まれる
栗東西図書館の存続を求める内容の要望書が市長宛に4件、市議会には請願書が2件提出されており(8月30日現在)、西図書館の重要性が伺えるところです。
図書館も財政再構築プログラムによって、開館日数や貸し出し冊数が減らされるなど、市民サービスが後退しており、「利用しにくくなった。もっと充実を」との声が寄せられています。
『栗東西図書館の存続を求める会』代表の石黒さんは「市民の声を聞いて、お話し会の内容を充実することで、子育て支援につながります。蔵書数も増やさなくても、市民のニーズに応えた本を取り入れたり、お金をかけなくても創意工夫で、サービス向上をしてほしい」と話されました。
市は市民の声に応え、閉館ありきではなく、どうすれば存続できるのか、市民とともに考えていくべきです。
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他会派は存続に賛成しながら 請願書には反対
9月28日の議会最終日、『西図書館の存続を求める会』の関係者や市民が見まもる中、請願書の採決が行なわれました。
新政会(保守・自民党系)の議員は、討論で「西図書館の存続は市民の願いである。西図書館に限らず、図書館の充実は市民の願いである」と言い、さらに「新政会・公明党も市民ネットワーク(民主党系)も、市長に存続を要望した」と発言したにもかかわらず、請願書の採決には2名の日本共産党議員団以外の議員は全て反対しました。
傍聴に訪れた方は「なぜ反対なのか、請願書のどの点がダメなのか、まったくわからない」「西図書館が存続された。がんばって署名を集めてよかった」と話されました。
西図書館の廃止計画は、H22年12月に発表された「新・集中改革プラン(素案)」に盛り込まれていたものです。いよいよ来年度実施にむけたプラン(素案)が発表され、暮らしに関わる事業が再び削減されようとしています。
地方自治体の本旨は、福祉の増進です。日本共産党は、暮らし福祉・教育を守ること最優先の市政目指してばがんばります。 |
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栗東民報 2011年10月1日号
日本共産党栗東市委員会発行
市委員長 國松清太郎
市会議員 大西とき子
市会議員 太田ひろみ
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