『飲み水の会』が県議会に請願書
県の責任で速やかな有害物除去を
そういう中で、5月18日、『RD処分場の有害物から飲み水を守る会(以下、飲み水の会)』から県議会に「RD処分場の違法投棄に関する有害物調査の徹底と速やかな対処を求める請願書」が出されました。
この請願書は、ドラム缶の中身が地下水を汚染する有害物であるとして、調査中であっても有害物が見つかった場合は速やかに掘り出すことや、今回目視で確認されたドラム缶は埋め立ての一部にすぎず、徹底した調査により埋め立ての全貌を明らかにし、有害物を除去するよう求めています。
県は、特措法の延長を期待し、国の補助を得て、対策工事を実施するとしています。しかし、東日本大震災の発生で、国の財政はきびしさを増し、道路や学校関係などあらゆる予算が削減されており、特措法の延長も極めて難しい状況と言わざるを得ません。
22,000ppmの硫化水素発生から12年が経過し、この間の県の対応はどうだったのか、『飲み水の会』が求める速やかな有害物除去に向けてどう対応していくのか、処分場の許認可権限をもつ県の責任が大きく問われています。
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