栗東民報

栗東民報 2011年3月27日号

見えているドラム缶はただちに除去を
 日本共産党が副知事に申し入れ

去る3月4日、RD処分場において、県が高濃度のガスが検出された場所を掘削したところ、強烈な臭いや油状の物質とともにつぶれたドラム缶が16個も出てきました。これらこそ、捜し求めていた地下水汚染の原因物です。

この様子を見学されていた住民は「掘削した穴の底や横からは、ドラム缶の頭が見えており、まだたくさん埋っている」として、その場で「もっと掘って、すぐに除去してほしい」と頼みました。ところが、県は『まだ調査段階だから』と言って、それ以上掘らずに土をかぶせてしまいました。「県は、有害物を取り除く気はないのか!」と怒りの声が寄せられています。

副知事にドラム缶除去を要請する大西・太田市議



副知事は「対策工事で対応」
議員団は
「目の前に現れた有害物はすぐ除去を」

3月18日、日本共産党県議団と市議員団は、田口副知事にただちに掘り広げ、目で確認できるドラム缶や汚染土壌をすぐに取り除くよう要請しました。

副知事は、「調査を終え、一日も早く対策工を実施することが大事で、その時に除去する」と答えました。

それに対し、議員団は「やっと地下水汚染の原因物が見つかったというのに、掘って除去しないのは、住民として納得できない。こういう県の態度が行政不信を募らせ、解決を遅らせてきた。一日も早い対策工策定のためにも、目の前にある有害物は、ただちに除去すべき」と迫りました。

地下水汚染は広がり続けています。栗東市民の飲み水の約7割が地下水であり、一刻も早く汚染の原因物である数千本ものドラム缶や有害物を取り除くことが求められています。



西市道側の汚染土壌

「除去せよ」措置命令まで出しながら
  除去の対象ではないと言い出した

H17年RD処分場の西市道側から169個のドラム缶類が掘り出されました。ドラム缶類と周辺の汚染土壌は、生活環境保全上の支障があるため、除去せよという措置命令が出ました。

ところが、その後産廃処分場としての許可取り消しが行なわれたことで、除去には該当しないと言い出し、県は態度を逆転させました。有害性は何も変わっていないのに、除去の対象外になるなど、全く納得がいきません。

再び現れたドラム缶を、何としても除去させるために皆さんと一緒にがんばります。




交差点の安全対策を申し入れ

                 大西とき子市議
大西とき子市議は、市内小平井四丁目交差点および中沢三丁目の安全対策について、市に申し入れを行ないました。

周辺地域の開発や新しい道路の開通にともなう交通量の増加等で危険性が増しています。周辺住民からの安全対策を求める声を受けて、申し入れました。

担当課は「財政が厳しい中で具体的には難しいが、現地を調査し必要かどうかを見極める」と答えています。みなさんと力を合わせて、安全なまちづくりにがんばります。



東日本大震災

人命救助・生活支援・情報提供・募金活動・・・

3月11日、宮城県沖で発生した東日本大震災によって、お亡くなりになられた方々に心からお悔やみ申し上げます。被災された皆様にお見舞い申し上げます。

国民がこれまで経験したことのない強い地震と広範囲に及ぶ被害、福島原子力発電所の爆発事故によって、被災地の方々は過酷な避難所生活を余儀なくされています。

日本共産党は、地震発生後の翌日には対策本部を立ち上げ、現地入りし、人命救助第一に、被災者の生活支援に全力を挙げています。同時に全国各地域で救援募金活動等に取り組んでいます。さらには、政党助成金(330億円)・アメリカ軍への思いやり予算(約2000億円)・軍事費などを削減・廃止し、被災者の生活再建のために予算化することが重要だと訴えています。

福島原発の爆発や放射能漏れに対し、原子力安全委員会にあらゆる専門家の力を結集し、危険の除去と安全対策を図るよう政府に要請しました。

被災者の生活再建に全力を尽くす政治の果たすべき役割が重要になっています。


東日本大震災救援募金活動に取り組みました


21日(祝)栗東アルプラ前・22日(火)平和堂栗東店前で、街頭募金活動を行ないました。救援募金は振込みでも受け付けています。下記にご送金ください。

・郵便振替口座:00170−7−98422
・口座名義:日本共産党中央委員会

ご送金のさいは、振替用紙の通信欄に「地震救援募金」と明記してください。なお、手数料はご負担をお願いします。












栗東民報 2011年3月27日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 市会議員 大西とき子
 農業委員 三浦平次