栗東民報

栗東民報 2011年1月30日号




13,309筆の署名を囲んで
県議会議長と懇談するPTAの人たち

野洲養護学校は3年前170名規模で新設されましたが、H23年度は300名程度に膨れ上がると予想されており、その後も増加傾向に歯止めがかかりません。

いよいよ来年度は普通教室が10教室不足もする事態となり、野洲養護学校PTA(会長・太田浩美)は県議会に「普通教室10教室の整備・スクールバス2台の増車および乗降スペースの確保・教職員の配置率向上等を求める緊急請願書」を、1万3309筆の署名を添えて、県議会に提出し、早急に対策を示すよう求めていました。

この請願書は、11月県議会において『全会一致』で採択され、1月11日〜14日に行なわれた県の来年度概算予算案の説明において、教室整備やスクールバスの増車等にかかる予算が示されました。関係者からは喜びの声が寄せられています。

普通教室10教室の増築
スクールバスの増車が予算化

野洲養護学校の教室不足解消事業は、2億2620万円の予算で、普通教室10教室・職員室・トイレなど鉄骨平屋建てで計画されています。
スクールバスも大型・中型各1台、合わせて2台が増車される見込みですが、増車されても児童生徒が安全に乗り降りできる場所が確保されていません。施設整備の遅れは、深刻です。

今回の整備で、県教育委員会は「2013年までは、対応できる」としています。
しかし、その後も児童生徒は着実に増えていきます。学校分離などで大規模化を解消するなど、抜本的な対策が求められます。



たばこ貸付金

返済期限が切れているのに
返ってこない『7億円』


栗東市が4社のたばこ業者に貸し付けたお金は19億円にものぼります。その内の7億円(2社分)が、期日を過ぎても返済されていないことを受け、1月7日、市長が1社と面談をして、返済手順をしっかり示してほしいと求めました。しかし、業者からの返事はいまだにないとのことです。

もう1社については、1月13日に第1回目の調停が行なわれ、双方の言い分の陳述がありました。
2社とも「たばこの売れ行きが悪化しているため、一括返済する力がない」と言い訳をしているようですが、借りたときから10年後に返済すべきことはわかっていたはずです。

このままでは、市財政への影響は、計り知れません。この失政を、市民への負担増で乗り切ろうとするなど許されません。











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栗東民報 2011年1月30日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 市会議員 大西とき子
 農業委員 三浦平次