栗東民報

栗東民報 2010年12月26日号





5年ごとに管理運営者を変えれば

市民文化の育成や
 事業の継続性が保障されない!!

現在、芸術文化開館『さきら』は、鰍iRBS西日本によって管理運営されています。ところが、来年3月末で契約が切れることから、市は、新しい管理運営を募集し、選定委員会を経て、新たな管理者を議会に提案をしてきました。

それが、潟Pイミックスという大手企業です。潟Pイミックスは、主に関東地方の大きな公民館や文化ホールの経営をされており、今回の『さきら』の運営を機に、関西へ進出していこうという意図があると言われています。

『さきら』を利用されている文化団体や音楽関係者らからは、
「この様な大都会の企業に、小さな町のホールの運営ができるのか」
「これまで市民と協働で積み上げてきた事業は、継承されるのか」
「5年ごとに、ころころ管理者を変えれば、文化が発展・継承されにくくなるばかりではないか」など、
市のやり方に不安と怒りの声が寄せられています。



12月19日(日)に開催された 
「さきらウインターワンダーランド」
のダンボールアート        



新たな管理者の選定に対して
 市は関係者の意見を聞いていない

今回の指定管理者の選定に関わって、『さきらと歩む100人委員会』から「市の芸術文化事業の継続と発展のため市民参画と協働を求める請願書」が出されました。その団体との懇談の場で、市は『さきら』を利用する団への、事前に説明もなければ、意見を聞くこともなく、選定後の結果報告だけだったということが明らかになりました。

『さきら』を利用される方々は、ジュニアオーケストラや創造ミュージカル、市民協働で育ててきたボランティアコミュニティ事業が、スムーズに継承できるのか、とても不安を感じているとのことです。


文教福祉常任委員会では 賛成少数で否決

この提案は、17日・20日の2日間にわたって、文教福祉常任委員会で審議され、潟Pイミックスへの指定管理者の指定については、賛成少数で否決されました。請願書については、全会一致で採択されました。

本会議の最終日(24日)に、議会としての結論が出されます。




子育て家庭にうれしいニュース


12月議会で、子育て世代から要望の強かった子宮頸がん予防ワクチン・ヒブワクチン・小児肺炎球菌ワクチンの予防接種への公費負担が、補正予算に計上されています。開始時期はH23年1月中旬頃からで、希望者は医療機関で『無料』で受けることができます。

ところが、現時点でこの公費負担が約束されているのは、H24年3月末までと言われています。なぜなら、H24年4月以降は国が補助金(1/2)を出さないと言っているからです。

予防接種は、いのちに関わる大事なことです。12月議会で、太田ひろみ議員は、国に公費負担を続けることや定期接種化(国の責任において、全額無料で接種すること)を求めるよう要請しました。

子ども達のすこやかな成長を守るためには、公費負担が欠かせません。皆さんと一緒にがんばります。






予防接種のイラスト(ソフト)








栗東民報 2010年12月26日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 市会議員 大西とき子
 農業委員 三浦平次