栗東民報

栗東民報 2010年9月26日号

10月24日告示、31日投票 
栗東市長選挙に立候補を表明

 

 

馬場美代子さんのプロフイール
◆1945年生まれ、65歳 ◆1983年に栗東町会議員に初当選、以来7期議員として活躍。副議長などを歴任 ◆現在、日本共産党市会議員団団長・党湖南地区委員◆小平井在住、夫と2人暮らし


「新しい栗東市政をつくる会」が擁立
  日本共産党が推薦

9月22日「新しい栗東市政をつくる会」は、10月24日告示・31日投票で行なわれる市長選挙に、小平井在住の馬場美代子さん(現・栗東市議)を擁立し、開発優先型の市政から市民の暮らしや福祉をまもる市政実現を目指し、全力でたたかうと発表しました。

とりもどします
   福祉のまち栗東 
日本共産党は、一貫して新幹線新駅などの大型開発優先の市政から暮らしや福祉・教育を守る市政のへ転換を目指してがんばっています。

国松市長は、栗東市の財政危機をあたかも新幹線新駅建設が中止になったことが原因という的外れな言い訳をしていますが、そうではありません。新駅開発のために税金をどんどんつぎ込み、地価よりはるかに高い値段で土地を買い込んできました。いまやその借金は118億円にも膨れ上がり、財政を苦しめる主な原因となっています。

ところが、今の栗東市政は、市民の「新駅建設反対」の声を無視し、強引に進めたことで、多大な負担と福祉切り捨てを市民に押し付けていることに反省もせず、ふたたび潟潟`ウムエナジージャパンの新工場建設に5億円もの奨励金を交付しようとしています。

このような、開発優先型の市政を続けていては、後世にさらに大きな負担と犠牲を残すだけではないでしょうか。
馬場美代子さんは、町議・市議として28年間市民福祉の充実に取り組んでこられ、かつての福祉のまち栗東を築いてきた人です。

今回の市長選出馬にあたり、馬場さんはこれまでの経験をいかして、大切な税金は市民の福祉まもること優先に使う市政に転換し、「とりもどします 福祉のまち栗東」と訴えています。

日本共産党は、馬場美代子さんを推薦し、全力でがんばります




金勝地域を中心に増え続ける
農作物への被害防止計画の充実を


猪や鹿、アライグマなどの鳥獣による被害は全国的に増えています。栗東市では、金勝地域を中心に数年前から中山間地の田んぼや畑に現れだしました。

それからどんどん増え、米や野菜などの農作物は食い荒らされ、山の杉やヒノキもぼろぼろに。猪のえさ探しによる『吹き荒らし』で、あぜ道や農道も崩れるなど、被害は深刻さを増しています。

被害を防ぐには、地域全体で取り組まなければ有効な効果は上げられないと言われており、被害の実態に見合った対策や計画をつくる必要があります。

国松清太郎議員は、9月議会で被害や鳥獣の生息数などの実態調査し、猪・鹿の捕獲田畑への柵設置、電機柵への補助を充実するよう求めました。






被害を拡大させないために

これ以上被害を拡大させないためには、生息数を減らすことが第一です。国松清太郎議員は「生息数を把握して、計画的に捕獲にあたるべきである」と市に求めました。これに対し「栗東市では、毎年鹿80頭、猪20頭の捕獲を計画している」と答えました。

さらに、隣接自治会や他市町と連携して、連続した柵を設置する必要があるとして、柵設置計画を示すよう市に迫りました。市は、国や県に近隣市との共同した取り組みができるよう要望すると答えました。

電気柵設置などへの負担軽減策を

効果的な電気柵を設置したいが、費用がかかり大変だとの声が上がっています。国松清太郎議員は「国・県の補助金を活用して個人負担の軽減を図られたい」と求めました。

これに対し「現在、2分の1(半額)補助している。今後は集落の共同の取り組みによって、効果が出るようにしていく」との答弁でした。

金勝地区の山間地では、このままでは山里が荒れ、農業はおろか住むこともできなくなる、何とかしてほしいという声が広がっています。しかし、鳥獣害は、彼らも生きるために必死でエサをさがしているわけですから、効果的な対策をしていく必要があります。

せっかく作った農作物が採れるまでに皆無になるような事態とならないよう、国に鳥獣被害防止対策交付金の増額を求めるとともに、国・県全体での取り組みが重要になってきているのではないでしょうか。

鳥獣被害への対策強化を求め、安心して農業ができる環境にするために、皆さんと一緒にがんばります。


無保険の子どもをなくせ!

県内で栗東市にだけ存在していた国民健康保険証のない高校生以下の子どもが、8月下旬やっとゼロになりました。ところが、交付されているのは有効期間6ヶ月間の短期保険証で、9月末に期限切れとなります。

10月1日での切り替え対象者は78世帯138名で、郵送交付するように求めましたが、市のやり方は「窓口に取りに来れば、渡す」で、郵送しようとしません。この様なやり方をしているのは栗東市だけです。

国も通知で自治体に速やかに交付するよう求めています。速やかな交付の“速やか”とは「2週間から1ヶ月」と県は言っています。どんな方法であっても速やかに子どもの手元に届けば問題ないのですが、栗東市では5ヶ 月ほど過ぎてからでないと届かない事態が発生しています。

これでは、無保険状態が解消されたとは言えないのではないでしょうか。子ども達が安心して医療にかかれる栗東市になるよう、皆さんと一緒にがんばります。











栗東民報 2010年9月26日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 農業委員 三浦平次