産業廃棄物最終処分場対策特別委員会
〜視察研修の報告〜
@四日市市大矢知町・平津町
産業廃棄物安定型最終処分場の現場
5月28日、国松清太郎・太田ひろみ議員は産業廃棄物最終処分場対策特別委員会で、三重県四日市市大矢知町と平津町にかかる産業廃棄物安定型最終処分場を視察研修しました。
ここは、違法埋め立て分だけで160万トン・全量約300万トンで、全国でも最大規模の産業廃棄物が不法投棄されています。埋め立て期間は、昭和56年〜平成6年で、山間をすり鉢状に掘り込んで埋められたため、地下水や農業用水・周辺への影響も懸念されています。
また、これまでの経過の中で住民と県との対立関係もあり、未だに対策工の策定には至っておらず、本市のRD処分問題と同様に産廃特措法の延長を必要とする事案とのことでした。
三重県の説明では、H18年に県主導で安全性確認調査を実施したことで、住民から「住民の意見が反映されない」との批判を受け、調査方法や三者協議の学識経験者の選任等について、出来る限り住民の要望を取り入れ、地元合意のもとでボーリング調査や地下水調査を実施してきたとのことでした。
その結果、土壌から環境基準を超える鉛やヒ素・ホウ素が土壌から、地下水からはベンゼンやヒ素などが検出されています。幸いにも、処分場の下流域には水道水の取水口はないそうです。しかし、住民の要望もあり、地下水の流速や流動方向の調査をすることでした。
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産廃現場でで説明を聞く
国松清太郎・太田ひろみ議員
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