日米自由貿易協定(FTA)は
日本の農業に大きな打撃を与える
3月議会報告(日本共産党議員団発行)で、市民の方からFTAに関することでの質問やご意見が寄せられています。皆さんと一緒に考えたいと思います。
国際的な一般貿易に関する協定をWHOと呼ぶのに対し、2国間の貿易に関する協定をFTAと言います。
日本共産党は日米FTAには断固反対です
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日米FTA協定の推進に反対する請願書・意見書に
栗東市議会は日本共産党以外がすべて反対
09年12月議会には滋賀農民連から出された「EPA・FTA推進路線の見直しを求め、日米FTAの推進に反対する請願」は、日本共産党議員団3名が賛成しただけでした。
引き続く10年3月議会では、「日米FTA交渉の中止を求める」意見書には、日本共産党議員団と栗東再生1名の計4名が賛成する結果となりました。反対理由は「日本は工業製品を輸出して経済が発展してきたから、農産物の輸入は仕方がない」との主旨でした。
いまや農業者の協同組織であるJA中央会をはじめ、滋賀県連・JA栗東も日米のFTAには断固反対の意向です
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日米自由貿易FTA協定が締結されれば
米の自給率は12%にまで落ち込む
自由貿易協定は、すべての品物が対象となりますが、中でも農産物、特に米に関税がかけられなくなれば、米の価格は60Kgあたり5、000円前後で輸入されると予想されます。
そうなれば、現在の食料自給率41%が12%にまで落ち込むと農林水産省が試算しています。もはや民主党政権の農業政策が、実現不可能であることは明らかです。
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食料自給率を各国が決める権利
食料主権は世界の流れ
世界の食糧不足は深刻で、1日に2万人の子ども達が飢えで命を失っています。先進諸国は、国境措置(関税)をして、その上農業者に価格保障と所得補償をおこない、農業者が生産に励める施策を実施しています。
いまこそ、JAや農業者の声に耳を傾け、食料自給率50%実現に向けて取り組むことが求められています。
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米価60kg18,000円の保障を実現します
『日本共産党農業再生プラン』より
今日の状況を踏まえ、日本共産党は2008年に発表した「農業再生プラン」を土台にして、新たに農家が安心して生産に励める施策として『低すぎる所得補償では展望が開けない――価格保証と所得補償の充実、輸入自由化ストップで農業の再生を』を発表しました(4/26)。
主な内容は、
@価格保障を中心に所得補償を組み合わせて、1俵18,000円前後を保障する。
A輸入自由化・拡大に反対し、食料主権を保障する貿易ルールを目指す。
B新規就農者支援法の制定など担い手の確保・育成に国を上げて取り組む。
C農業予算を1兆円増額すれば、食料自給率50%を実現できる。
わが国には、温暖多雨な自然条件、すぐれた農業技術の蓄積、世界有数の経済力、安心安全を求める消費者の願いなど、農業を豊かに発展させる条件は十分あります。ご意見・ご要望をお寄せ下さい。
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栗東民報 2010年5月16日号
日本共産党栗東市委員会発行
市会議員 ばば美代子
市会議員 国松清太郎
市会議員 太田ひろみ
農業委員 三浦平次
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