栗東民報

栗東民報 2010年5月2日号

議員定数と報酬
 市政のチエック機能と
 市民の発言権のバロメーター


市民から信頼される
議会改革が求められています

市長(執行者)に対して市民の様々な声を届けて、市民のねがい実現に力をつくすのが議員の最大の役割です。

市長と対峙して物申す力として、議員定数は市民自治を保障するバロメーターともいえます。同時に、しっかりと市長に物言える議員を選ぶかどうかが重要です。

とりわけ栗東市では財政厳しい中で市民負担と行政サービスの低下が押し付けられています。こんな時に議員定数削減は議会の弱体化につながりかねず大問題です。

類似団体との比較でも
栗東市の議員定数や報酬は、多くも高くもありません

自治体名 議員定数(人) 人口(人) 報酬月額(円) 予算割合(%)
議長 副議長 議員
栗東市 20 64,670 390,000 330,000 300,000 0.679
東京都羽村市 18 57,586 520,000 450,000 430,000 1.247
長野県岡谷市 18 52,586 465,000 396,000 353,000 0.957
長野県諏訪市 15 51,536 456,000 388,000 349,000 0.831
岐阜県羽島市 18 69,177 465,000 435,000 415,000 1.037
岐阜県土岐市 18 62,772 464,000 428,000 393,000 1.087
栗東市より議員報酬が低い自治体  
岐阜県瑞穂市 20 51,276 335,000 275,000 255,000 0.899
新潟県燕市 30 51,356 348,100 288,700 274,700 0.646



議員定数 有権者比で低下の一途

S29年四か村が合併し、翌年に定数22で町会議員選挙が行われました。
また、H13年10月1日市政が施行されました。H20年までの55年間で、議員の条例定数は有権者比で約4分の1に減らされています。
市民の発言権が弱体化したと言えます。

  定数 有権者数 有権者比
S30年2/27 22 8,929 405
 34年6/22 16 8,552 534
 46年6/27 18 16,558 919
 50年4/27 20 20,331 1,016
 54年4/22 22 22,542 1,024
H11年9/2 20 40,512 2,025
 20年9/2 20 47,841 2,392



議員報酬 最低限度の生活保障が必要

議員報酬は低ければ低いほど良いのでしょうか。「ボランティアで」などの意見もありますが・・もしそうなれば一定の収入があり生活に不安のない人しか議員になれず、名誉職となっ類似団体で、栗東市より少ない報酬は、岐阜県瑞穂市と新潟県燕市の2自治体だけで、決して高いとはいえません。
市民の負託にこたえられる活動が求められます。

  報酬月額(千円) 議会費の予算全体に占める割合割合
議長 副議長 議員
S60年 290 245 225 1.55
 62年 315 265 235 1.44
 63年 320 270 250 1.36
H1年 335 285 260 1.37
 2年 345 295 270 1.28
 3年 365 315 290 1.32
 4年 380 330 300 1.33
 7年 400 340 310 1.25
 20年 390 330 300 0.68








栗東民報 2010年5月2日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 農業委員 三浦平次