鰍fSユアサコーポレーション
工場誘致問題シリーズ2 |
化学工場誘致に
市民から不安の声が
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栗東市は、GSユアサの電気自動車向けリチウムイオン電池工場誘致に関して、会社が「新技術で安全な工場だと言っているから心配ない」と新技術と安全性を売り物にして市民の理解を得ようとしています。しかし、会社の言いぶんを丸呑みして安全宣言でいいのでしょうか。
有害物質を扱う限り100%安全はありえません。現時点での、工場でつくられる製品や製造内容とともに扱う化学物質、公害防止協定の具体的内容など、誘致時点での突っ込んだ協議が必要ではないでしょうか。企業と対等の立場で安全対策を講じるのかが求められます。
化学者である大阪市立大学特任教授・畑明郎教授に聞きました。コメントの一部を紹介します。 |
リチウムイオン電池の安全性
リチウムイオン電池は、○+極にコバルト酸リチウムを用い、○−極にグラファイドなどの炭素材を用いるものが主流。金属リチウムの化学活性が極めて高いため、反応性に問題があり、発火事故が相次ぎ、リチウム金属酸化物を用いるようになった。
リチウムイオン電池は、様々な利点を持つが、同時に欠点も多く、利用法によっては発火・爆発する危険性がある。電解液に炭酸エチレンなどの有機溶媒とヘキサフルオロリン酸リチウムを使うが、水分に弱く、水と反応して共毒のフッ化水素を生じる。
なお、電気自動車用の蓄電量が大きいリチウムイオン電池は、電解液の変わりに、ゲル状の高分子(ポリマー)を使うリチウムイオンポリマー電池である。
したがって、市販製品には様々な安全対策がとられているが、ノートパソコンや携帯電話の内臓品で異常加熱や発火などがしばしば報告されている。
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リチウムイオン電池材料の有害物質
リチウムは南米や中国などの塩湖などから採取され、催奇性があるといわれるが、現在ほど大量に使用された例がなく、有害性はよくわかっていない。
コバルトは、鉛に類似した毒性を有する有害物質である。急性毒性、慢性毒性、生殖毒性、免疫毒性、発がん性、変異原性などを有する小張りとは、環境汚染物質排出・移動登録(PRTR)報の第1種対象物質に指定されている。昨年末に、ヘキサフルオロリン酸リチウムなどのフッ素化合物を製造している森田化学工業神埼工場で爆発事故が起きたが、原料の三フッ化法その貯蔵タンクの爆発事故だった。
ヘキサフルオロリン酸リチウム葉、粘膜に非常に有害で、飲み込んだり吸引したり、皮膚を通じて吸収される有害物質である。
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森田化学工業・爆発事故が警鐘乱打
昨年末24日午前8時30分ごろ、大阪市淀川区東三国の森田化学工業神崎事業所で、化学物質を製造するタンクが爆発し、上にのって作業中だった4人が弾き飛ばされ死亡する事故がおきました。
警察の調べでは、爆発したのは石油樹脂の触媒に使う三フッ化ホウ素ガスをつくる直径訳メートルの円筒形鉄製タンク。三フッ化ホウ素ガス自体は不燃性ですが水と化学反応を起こして水素が発生し、爆発する危険性があります。
同事業所では、半導体やリチウム電池に使うフッ素化合物を製造しており、社員ら約10人が午前8時から作業していた。市消防局によると、同事業所は2001年に1人が死亡、年にも2人が負傷する事故があったといいます。
(しんぶん赤旗から抜粋)
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栗東民報 2010年1月17日号
日本共産党栗東市委員会発行
市会議員 ばば美代子
市会議員 国松清太郎
市会議員 太田ひろみ
農業委員 三浦平次
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