栗東民報

栗東民報 2009年10月11日号

市は、H22年4月から
  可燃・破砕・粗大ごみ・その他プラスチックを有料化

広報「りっとう」10月号の7頁に、ごみ処理の有料化についてのパブリックコメント(意見募集)の案内が載っていますが、皆さんご覧になられましたか? 市は、来年の4月1日から、可燃ごみ、破砕・粗大ごみ、その他プラスチックごみの処理を有料化するとしています。

今年の6〜8月にかけて、ごみ有料化検討委員会を2回開催し、検討した内容を取りまとめ、10月1日〜30日にかけて、市民の意見募集(パブリックコメント)をした後、出された意見を有料化に向けさらに検討し、来年度4月より実施するとしています。

日本共産党議員団は、新たにかかってくる費用負担の額が、1世帯あたり(または1人あたり)年間いくらなのかを明らかにした上で、意見募集をすべきであると指摘しました。しかし、市はパブコメに料金を載せるのはなじまないとして、今回の広報に記載されていません。

市民が、最も早く知りたい情報を知らせず、市民の納得と合意を得ることが出来るのでしょうか。値上げありきの市の進め方は許せません。

「ごみ有料化ありき」のパブリックコメントに異議あり

ごみの種類 袋の種類 金 額
可燃ごみ 半透明の袋(市指定)
15、30、45ℓのいずれかを使用
袋の容量1ℓあたり1円がごみ処理料金であり、この額に袋の作成費用相当を加えた額が販売価格になる。
その他プラスチック 無色透明の袋(市指定)
30、45ℓのいずれかを使用
破砕ごみ 半透明の袋(市指定)
15、30、45ℓのいずれかで、可燃ごみとは違う色で、強度を増したもの
粗大ごみ 大型家具類専用、その他粗大ごみ用の2種類のシール 破砕ごみ指定袋(45ℓ用)の3倍程度。
大型家具類は別途定める


ごみ袋の販売価格は?
残ったごみ処理券は使えなくなるの?

市は、可燃ごみ・破砕ごみ・その他プラスチックそれぞれ違う色で、市指定のごみ袋を作成し、袋の容量1リットルあたり1円に、袋の作成費用相当額を加えた額をごみ処理料金とするとしています。(上表を参照)

さらに、残っているごみ処理券については、有料化実施日から無効になると説明しました。市民から、「財政が厳しいと言いながら、捨てるなんてもったいない」の声が上がっています。

太田ひろみ議員は「来年度からいくら負担が増えるのかを、市民は一番早く知りたい。一世帯あたりの負担額や袋の販売価格を、明らかにすべきである」と指摘しました。これに対し、市は「パブリックコメントに、料金はなじまない」として、ごみ料金の算定根拠や販売価格などを広報に載せないまま、パブコメ(意見募集)をしています。

来年度からいくら負担が増えるの?

厳しい不況の中、収入が増える兆しもなく、市民の暮らしは大変です。こういう中で、本来市民の暮らしを守るべき市が、あえて負担を求めるのであれば、早めにその内容を明らかにして、意見を聞くべきではないでしょうか。

市のホームページを見ると、平成20年度のごみ処理経費の実績が載っており、市民1人あたりにかかるごみ処理額は、年間17、289円です。検討委員会の案では、この10%程度を市民負担にするとしており、このことからすれば「約1,700円+袋作成費」が、1人あたりの年間負担額と言えます

パブコメ(意見募集)は10月30日までです。手紙、FAX、メール、直接窓口、コミセンでもOKなので、どんどん意見を出しましょう。




9月議会報告会



 日時:11月1日(日)
 14時より

場所:中央公民館にて











栗東民報 2009年10月11日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 農業委員 三浦平次