栗東民報

栗東民報 2009年6月14日号

市は、H22年4月から
大宝保育園を民営化・大橋保育園を統廃合

6月8日、市立保育園の運営に関する議会特別委員会が開催されました。市から大宝保育園の民営化に関する資料が提出され、説明を受けました。

大橋保育園の定員60名を、法人化された大宝保育園に統合するというものですが、特に大橋保育園の保護者からは、「園児1人ひとりに目が届く、小人数園をなくさないでほしい。

もっと、保護者の意見を聞いて」といった戸惑いの声があがり、大橋保育園の存続を求める要望書が510筆の署名を添えて、市長宛に提出されています。進め方が、あまりにも性急すぎるのではないでしょうか。



                 存続が求められている大橋保育園

大橋保育園の存続を求め
 保護者会が市長に要望書を提出

太田ひろみ議員は、大橋保育園の保護者会から、園の存続を求める要望署名が提出されたことを取り上げ、保護者から「大宝保育園になど到底通えるものではない。どうすればよいのか、真剣に悩んでいる」との声が寄せられている。保護者の声にもっと耳を傾け、大橋保育園の廃園を大宝保育園の民営化と同時進行せず、もっと時間をとって、協議すべきだと迫りました。

市は「廃園に対する不安は計り知れない。転園については、協議の場を設け、個別相談にのる」と答えましたが、H22年度の廃園は変更しない構えです。

今回の民活計画の目的は保育の充実と言いながら、保護者の意向も聞かず進めており、保育が充実するとは到底考えられません。

保育の充実は夢物語
 民活計画の目的は予算削減か

公立保育園では、1・2歳児は5人の子どもに1人の保育士を配置しています。しかし、民間園では子ども6人に1人です。太田ひろみ議員は、民間園でも公立並の5:1配置とすべきであると主張しました。

市は「6:1でも補助が付くので、運営上は問題ない」と言いますが、例えば11人の子どもであれば、公立では3人の保育士となるが、民間園では2人となり、水準が下がると指摘しました。市の責任で5:1を維持できなければ、民活計画の目的は予算削減かと言わざるを得ません。

中時間保育がなくなるかも?

さらに、市は中時間保育課程をなくす検討をすると言い出しています。16時までの中時間保育は、H15年度から始まった幼稚園・保育園の総合化により導入された本市独自の制度で、現在850人の保育園児のうち約250人が利用されています。保護者説明会でも、中時間保育を望む声があがっていました。

太田ひろみ議員は「中時間保育は、開始から6年経って、定着してきたところである。これを廃止すれば、生活に影響が出る。保護者の意見を良く聞いて、慎重に判断すべきである」としました。
 様々なことが審議されています。ご意見をお寄せください。市民の声を届け、より良い保育運営のために、皆さんと一緒にがんばります。


今年も  平 和 行 進

   6月19日 13時30分
       栗東市役所出発


5月6日 東京夢の島を出発し今年も始まった原水爆禁止平和大行進。19日野洲市役所前を出発し、13時30分栗東市から草津市へと行進を引き継ぎます。

米オバマ大統領の「核廃絶演説」や2101年5月NPT(核不拡散条約)の見直し検討会議など、核兵器廃絶の大きな機運が広がっています。あなたも参加を待っています。今年も平和行進は明るく元気に歩こう。









栗東民報 2009年6月14日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 農業委員 三浦平次