あまりにもひどい市長と市議会の暴挙
傍聴の市民から怒号と涙
22000ppmの硫化水素発生以来10年。地域住民は将来にわたって安心できる対策として「粘土層の修復と有害物の除去」を求めて取組んできました。
県は、自らが設置した対策委員会の答申(表@)を無視して「有害物封じ込めと全周囲遮水壁囲い込み」(原位置浄化策)での周辺7自治会同意を迫ってきたのです。
一方、有害物を残したままでは安心できないとして5自治会は不同意、1自治会は未回答、1自治会が同意。また、8500筆を超える「県案に不同意」の署名が、市長に提出されています。
自治会同意が困難と見た県は、今度は市長に同意を迫ってきました。市長は市民の声に応え、県に抗議すべきです。ところが、県案同意の議案を市議会に提出したのです。
日本共産党議員団は、市調査委員会の答申を反故にし、地元合意も得られていないことや全会一致の議会決議を踏みにじるものであり、議案上程そのものに問題があるとして、取り下げを要求しました。
市議会「決議」を反故に 議員の資質が問われる
昨年6月市議会で「県は行政対応検証委員会及び県対策委員会の答申を真摯に受け止め、地元住民の意向を十分踏まえた対策工法を策定する」「住民合意と納得の得られるよう最大限の努力をする」ことを求める決議(全員賛成)を県に提出しています。
また、周辺自治会に県案同意の文書回答を迫られた時も、強引なやり方を止め話し合いをするよう、17名の市議が揃って県に申し入れています。
日本共産党議員団は、県案に同意することは、議員自らの否定であり資質が問われる。もし同意すれば住民の信頼を裏切る自爆行為であり責任ある判断を求めました。
ところが、新政会(自民)や公明栗東は、ダンマリを決め込み、議案に質問もせず、「早い対策が必要」として賛成討論する始末です。県案同意に賛成10名、反対8名で可決となりました。
市長と市議会の裏切りに傍聴席から怒りの怒号と涙声が巻き起こる、異常な議会となりました。
|
議員名
○賛成
●反対 |
会派名 |
RD
処
分
場
対
策
工
県
案
へ
の
同
意 |
太田ひろみ |
共産党 |
● |
国松清太郎 |
● |
ばば美代子 |
● |
林 好男 |
市民ネット |
● |
田村隆光 |
● |
國松 篤 |
● |
西村政之 |
栗東再生 |
● |
宇野 哲 |
● |
藤田啓仁 |
新政会 |
○ |
吉仲幸子 |
○ |
下田善一郎 |
○ |
山本 章 |
○ |
野村昌弘 |
○ |
北野一郎 |
○ |
井之口秀行 |
○ |
池田久代 |
公明 |
○ |
高野正勝 |
○ |
久徳政和 |
議長 |
|