なぜ公立保育園をなくすのか
十分な説明と協議が必要です
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パブリックコメントの募集で
380件もの意見が寄せられました
栗東市は、10か園の公立保育園のうち5か園も廃園にしようとしています。
24日に開催された議会市立保育園等運営特別委員会で、5月に実施された「就学前保育における民間活力の基本方針および基本計画案」に対するパブリックコメント(市民の意見募集)の結果報告と保育園等運営計画策定委員会より市長に答申された基本方針と基本計画についての協議がありました。
パブリックコメントでの主な意見は「保護者の意見が届かないところで議論されていることに憤りを感じる」「民営化に対する不安を訴える声」「保護者会からの公立保育園の存続を求める意見」さらには「民営化は公的責任の放棄であるという厳しい指摘」などで、380件も寄せられました。
市は市民の声を聞くと言いながら、パブコメの多くの声に背を向け、公立園5か園を民営化する基本方針・基本計画を発表しました。8月下旬から対象園5園を会場として、市民説明会を開催するとしています。
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保育は子どもが主役
公立保育園は市民の財産
公立保育園の民営化計画に対するパブリックコメントで寄せられた意見の一部を紹介します。
・民営化の効果があるのは市だけで、子ども達にとっては質のよい保育になるとは限らない。
・大橋保育園は少数制で家庭的で高齢者と触れ合う機会も多く地域に密着した良さがある。廃園には反対、存続を求める。
・利用者の合意を得るべき。民営化ありきの計画では納得しかねる。
・財政難を子どもの未来にしわ寄せしないでほしい。
・公立には公立にしかない良いところがたくさんある。現状の保育のどこをどう維持していくのか。等々
市は、こういった声を真摯に受け止めなければなりません。
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市民の願いは、安心して預けられる保育園
太田ひろみ議員は「民営化対象園だけでなく全市的な説明会と市民の立場に立った丁寧な対応が必要である」と指摘。
さらに「パブコメに寄せられた声から、市民の願いは保育の質の向上であり、公立園の廃園を望んではいない」として、公立園廃園の反対を強調しました。
これに対し、市は「説明会は、対象園以外の地域から参加していただいてもよい。民営化計画は、今後協議を重ねる中で、十分に説明していきたい」と答弁しました。
日本共産党は、子どもたちの育ちを保障するためには、公立園でも民間園でも格差のないよりよい保育環境にするべきであると考えています。
そのためにも公立保育園は、平等な保育を保障し、暮らしや就労を支える施設として位置づけ、栗東市の保育の充実と向上を目指し、皆さんと一緒にがんばります。ご意見をお寄せください。
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公立保育園の民営化計画・説明会日程
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市の計画は、3段階に分けて
◆第1次候補 H22年度4月目標
@大宝保育園 民営化
A大橋保育園 廃園・
大宝保育園に移管
◆第2次候補 H26年度を目途に進める
B治田保育園 廃園・民間園を誘致
C治田西幼児園(中長時部)
廃園・民間園を誘致
◆第3次候補 時期未定
D金勝第2保育園 民営化
施設所有者(JRA)との協議が必要となる施設
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第1回市民説明会
・8月23日(土)10時より 大橋保育園
・9月6日(土)10時30分より 大宝保育園
・9月13日(土)9時30分より 治田保育園
・9月17日(水)15時より 金勝第2保育園
・9月27日(土)10時より 治田西幼児園
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栗東民報 2008年8月3日
日本共産党栗東市委員会発行
市会議員 ばば美代子
市会議員 国松清太郎
市会議員 太田ひろみ
農業委員 三浦平次
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