栗東民報

栗東民報 2007年11月28日号

広域連合議会議員・國松市長に対して

後期高齢者医療制度の中止を申し入れ

滋賀県後期高齢者保険料は
    平均で、6,080円(月額)


75歳以上の高齢者を対象とした「後期高齢者医療制度」が、’08年4月から実施されようとしています。

この制度は、75歳以上の高齢者の医療保険を、これまでの国民健康保険や社会保険から切り離し、すべての75歳以上の高齢者から保険料を徴収(年金天引き)する一方で、医療給付は「定額方式」にして、差別医療を持ち込むという内容になっています。

しかも、保険料を払いたくても払えない高齢者からは、容赦なく保険証を取り上げる等、おおくの問題点を含んでいます。さらに、都道府県単位の広域連合議会で運営され、その連合議会議員は市長が選ばれています。

高齢者や住民に詳しい内容を知らせないまま、11月26日広域連合議会が開かれ、平均月額6,080円の保険料などが決定されようとしています。

日本共産党は、これまでも「後期高齢者医療制度」の問題点を指摘するとともに、議員の公選制などを要求し、首長選出に反対してきました。また、参院選挙後の国会で、同制度の一部凍結の動きも出ていますが、問題の根本的解決には程遠いものです。

11月21日、日本共産党議員団は広域連合議会の議員である國松市長に対して、政府に同制度の中止の意見を主張することを申し入れました。
また、実施となれば、
@ 保険証の取り上げ(資格証明書の発行)はやめること
A 保険料は所得割で行うこと
B 保険料や医療費負担の減額免除を実施すること
C すべての情報公開と、住民説明会を行うこと
同制度の見直し検討を行うよう申し入れました。



後期高齢者医療制度の申し入れ書を手渡す
左から、太田ひろみ、国松清太郎、ばば美代子議員



地産地消でよりよい学校給食を
国松清太郎議員・ばば美代子 両議員が研修に

11月7〜8日、農業委員や農民組合などの皆さんと一緒に「学校給食と地産地消」について、徳島県つるぎ町を研修しました。

つるぎ町はH17年3月、2町1村が合併し、人口11914人・4892世帯。剣山の麓で平地は少なく高齢化率32%。葉たばこ生産が衰退し、お年寄りや女性中心の少量・多品目の農業。地産地消を推進し、「食材」をとおして「心」をつなげる食育や食文化の継承と活用を学校給食で実現しようと、農政課を中心に「地産地消推進委員会」を設立し取り組み2年になります。

苦労も多いけれど「熱意」があれば出来ます。若い担当職員の言葉が印象的でした。栗東市学校給食でも、すでに葉物野菜を中心に地元産が利用されています。規模の違いはありますが、根菜類などまだまだ利用を広げられると実感じました。


12月議会日程

・開会・議案上程 12月4日(火)
・個人質問       11日(火)〜13日(木)
・各常任委員会     14日(金)、
            17日(月)〜19日(水)
・予備日        20日(木)
・議案採決・閉会    21日(金)


個人質問で取り上げます。

馬場美代子
 新年度予算方針と新駅中止後のまちづくり
 教育予算のありかた 

國松清太郎
 小規模農家の経営対応
 学校給食に地産地消を

太田浩美
 幼稚園・保育園の人材確保と充実
 妊産婦検診の充実を
 RD処分場問題の早期解決を

ご意見、ご要望お寄せください。







栗東民報 2007年11月28日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 農業委員 三浦平次