栗東民報

栗東民報 2007年8月12日号

RD処分場の有害物を
署名の力で除去させよう


RD産廃処分場から22000ppmの硫化水素が噴出して以来、すでに8年が経過しました。一昨年末には、元従業員の証言をもとに掘削調査をした結果、176個のドラム缶や一斗缶が掘り出され、処分場内や周辺の地下水や土壌、大気等から、ダイオキシン、ヒ素、鉛、環境ホルモン等々が高濃度で検出されており、RD処分場はまるで有害物の百貨店のような有様です。栗東市民の命の源、水道水源である地下水汚染への不安が高まっています。


「覆土や囲い込み」は有害物のたれ流し


滋賀県は、処分場問題解決のための「対策検討委員会」を立ち上げ、処分場を60b区画に直径10pの筒を入れて調査をしました。その調査の現地説明会が3日現地で行われましたが、その中からも、ドラム缶の破片と思われる金属片や医療廃棄物などが確認できました。

しかし、滋賀県や県対策検討委員会は、今回の調査結果を受けて「安全宣言」を行い、覆土(土で覆うこと)や囲い込み(周辺をコンクリート等で固める)で幕引きを図ろうとしています。覆土や囲い込み対策は、底抜けで有害物のたれ流しとなり、子や孫の時代に健康被害などの不安を残すことになりかねません。

未調査区域の掘削調査と
有害物除去を

県民や市民は未調査地域も含めて掘削調査をして有害物を除去し、安全で安心して暮らせる対策を求めて、嘉田知事への要望署名・1万人署名や県庁前アピール行動に取り組んでいます。





6日(月)12〜13時 
猛暑の中、県庁前でアピール行動とリレーメッセージ


雲形吹き出し: 嘉田知事、猛暑の中「子や孫に安全な環境を!」と訴える県民・市民の声です。聞こえていますか


ドラム缶がつぶれたような
金属片


手にとって確かめる嘉田知事
RD処分場で直径10pの筒で掘り出した廃棄物



界中から核兵器廃絶せまる in広島
 被爆62年 原水爆禁止世界大会に4万人

広島市長 子ども代表 心をこめたメッセージ


秋葉忠利・広島市長 平和宣言から
唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙虚に被爆の実相と被爆者の哲学を学び、それを世界に広める責任があります。同時に、国際法により核兵器廃絶のため誠実に努力する義務を負う日本国政府は、世界に誇るべき平和憲法をあるがままに遵守し、米国の時代遅れの誤った政策には、はっきり「ノー」と言うべきです。海外の被爆者も含め、平均年齢74才を超えた被爆者の実態に即した暖かい援護策に充実を求めます。


子ども代表 平和への誓い
平和な世界をつくるためには、「憎しみ」や「悲しみ」の連鎖を、自分のところで断ち切る強さと優しさが必要です。文化や歴史の違いを超えて、お互いを認め合い、相手の気持ちや考えを「知ること」が大切です。・・・私たちは、ヒロシマを「遠い昔の話」にはしません。「戦争をやめよう、核兵器は捨てよう」と訴え続けていきます。そして、世界中の人々の心を「平和の灯火(ともしび)」でつなぐことを誓います。



角丸四角形吹き出し: 安倍首相は、自らの言葉に責任を持ち、改憲策動を中止すべきです。






栗東民報 2007年8月12日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろみ
 農業委員 三浦平次