栗東民報

栗東民報 2006年7月30日号

あくまで新幹線新駅「推進」の栗東市長

「すでに投資した212億円がむだになる」
                  と言うけれど、その責任は・・・

新幹線新駅関係(一般会計) 30億9700万円
区画整理事業 33億8200万円
土地開発公社先行取得 112億9000万円
積立金 35億2000万円
総合計 212億8900万円

市民の声を聞かずに強行
その政治責任が問われます

栗東市では新幹線新駅をめぐって、凍結署名、市での住民投票署名、100億円負担中止署名、昨年末の県下での住民投票署名と4度の署名運動が行われてきました。知事選挙の真っ最中に行った新幹線新駅いる・いらないのシール投票でも9割ちかくの市民がいらないに投票しています。

地元蜂屋の区画整理事業でも、強引な進め方に、体調を崩す人や家族でいがみ合う事態まで起きています。
このような市民の声を無視して強行してきた、市長の政治責任こそ問われます。

知事選挙の結果を受けて、市長は「これまで投資した212億円が無駄になる」と過大見積もりしていますが本末転倒です。212億円8千9百万円のうち、積立金35億2千万円と土地開発公社112億9千万円は、貯金と土地で残っています。

一般会計で投資した費用の主なものは、駅舎位置決定や投資効果などの調査委託料12億5千万円、人件費8億2千5百万円、負担金7億6千万円です。土地開発公社の土地の取得価格は99億3千5百万円で13億円5千5百万円の利息などが上乗せされています。

私たち市民こそ、このような無駄づかいを推進してきた市や議員に、損害賠償を求めたいものです。
税金の無駄づかいを許さず、市民の声がとどく市政転換に力を合わせましょう。


新幹線(仮称)南びわこ駅設置対策特別委員会の設置について
 日本共産党市議団の見解

新幹線新駅は「建設しません」と公約した嘉田知事の誕生によって、栗東市や市民にとって様々な影響が予想されます。
議会として、あらゆる角度から集中して議論を深め、いち早く対応ができるよう特別委員会を設置したものです。

日本共産党は、新駅推進を掲げる市長と関係なく「新駅推進のための委員会ではない」ことを確認し、設置に賛成しました。
あらゆる情報を公開させ、市民参加で解決を図るため、全力でがんばります。ご意見などお寄せください。



日本共産党栗東市会議員団ホームページに激励

御市議団ご清栄のこと益々お慶び申し上げます。
御HPを拝見しました。現在は東京在住です(中略)
滋賀県知事選の結果はとても残念でした。嘉田氏が当選された報を受けて、なぜ嘉田氏は共産党と共同できなかったのかと思っていましたが、御HPを拝見して納得しました。

「市民派」とは言ってもとても不誠実な方だったのですね。環境社会学の分野では顕著な業績をあげられており、著作では庶民の心の襞に分け入った研究をなされている雰囲気が伝わってくるのですが…。恐らく、嘉田氏本人はそれほどでもなく、周りのブレーンに反共市民主義者が多かったのかもしれず、その影響を受けたのかもしれません。
これからも滋賀県政の革新のために、ご活躍を期待しています。

新幹線の栗東新駅ですが、2日に行われた滋賀県の知事選挙で現職が敗れ、凍結を公約とした嘉田由紀子さんが当選したことは建設推進派にとって大変厳しい結果になったと思います。
    静岡県浜松市在住 K・Mさん


栗東民報 2006年7月30日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろ美
 農業委員 三浦平次