2006年1月11日 |
滋賀県
知 事 國松 善次 様 |
日本共産党 滋賀県議会
議員 森 茂樹
議員 桐山ヒサ子
日本共産党 栗東市議会
議員 國松清太郎
議員 ばば美代子
議員 太田ひろ美 |
RD産廃処分場の「ドラム缶撤去」「有害物質の無害化撤去」「全容解明」を求める要請書 |
RD産廃処分場問題は、1999年RD産廃処分場から22000PPMの硫化水素が噴出して以来7年目を迎えました。この間、県民・市民のねばり強い運動と、県および市の調査によってRD処分場の実態が明らかにされてきました。
RD産廃処分場内には、今日なお150種類ものガスが発生しており、処分場下流の地下水からは、水銀、鉛、ダイオキシン、ビスフェノールAなどの有害化学物質が高濃度で検出されています。いまだに根本的な対策がなされておらず、引き続く汚染の原因となっています。
昨年9月30日に行われた市道側坪掘調査で、元従業員の証言通り悪臭を伴うドラム缶が5個見つかりました。この内容物からもダイオキシンや鉛が検出されています。そして、その後12月の追加調査では100個のドラム缶と69個の一斗缶が見つかっています。これらの事実によって、証言の正しさが証明されたといえます。
さらに、元従業員は処分場内に埋められたドラム缶は1000本とも3000本とも言われ、「ドラム缶の中身はドロッとした廃液でシンナーの匂いやなんともいえない鼻を突くような悪臭があった。工場の廃液や化学物質が混じった廃液で、中には医療廃棄物もあった」と証言されています。
このまま放置すれば、栗東市民の飲み水である水道水源の地下水を汚染し、近畿の水がめびわ湖を汚染することは必至です。栗東市民はもちろん、県民、近畿の住民は大変心配するとともに、全国の国民が注目しています。
いよいよRD社の違法性は明らかになりました。RD処分場の許可権限者として今日まで事態の解決を遅らせてきた県の責任は重大といわなければなりません。知事自身がこれまで公言してきた「全国に誇れる解決を」するために、RD社への法的命令もあわせて、一刻も早い違法物の撤去と安全回復をする責任があります。この違法行為を見逃せば、県も同罪であることは免れません。
文字通り「環境こだわり県」として責任を持った対応をされますよう、下記項目を要請します。
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記 |
1、 処分場全体を掘削調査して、ドラム缶をはじめ有害物を撤去すること。
2、 処分場内全体の有害物質を無害化処理の上、撤去すること。
3、 処分場全体の「全容解明」をすること。
以上 |
以上 |