栗東民報

栗東民報 2005年12月11日号

芸文会館さきら 指定管理の問題点


1.指定管理者制度へ移行にともなう市文化行政への不信と混乱の責任について

2.文体事業団職員の雇用責任について

3.選定委員会メンバー決定の経過と公平・公正性について

4.指定管理者選定の会議議事録もしくは要点記録の提出について

5.選考結果のホームページ掲載について

6.JR西日本総合ビルサービス(JRBS)に関して

  • @ 過去3ヵ年の事業報告書および収支決算書の提出が義務付けられているが、提出されたのか。議会への資料提出はされていない。なぜか。
  • A 主な事業実績については、設備・警備・清掃などメンテナンスと舞台装置の製作であり、文化事業の企画運営は行われていない。実績は皆無であり応募資格にかけるのではないか。
  • B 基本的な考え方については、JRグループの協力を得て企画運営を行っていく。また、鉄道経営の考え方である、公平性・公正性の確保はもちろん、効率性を高めとあるが、鉄道の経営基本は安全性が最重要課題である。特に福知山線事故の教訓として今大きく問われている。効率性を言い換えれば利益重視につながる。文化事業にとっても効率性重視の企画運営で、住民ニーズにこたえることが出来るのか疑問である。
  • C 研修制度と教育体制については、利用者サービスは「挨拶に始まり挨拶に終わる」と考えております。従来は高い専門と技術の提供が求められてきましたが、近年はご利用者から要望される内容が多様化し、「技術」と同様「接遇」の重要性を認識し、ご利用者に接します。とあるが、何を意味しているのか示されたい。
  • D 文化事業年間基本計画について、予算も明記して示されている。しかし、舞台や音楽などの公演は半年から一年先を見越しての企画がくまれる。また、国の助成事業などは、民間営利団体になれば打ち切られる事業がある。さらに、事業費があまりにも安く見積もられており、現さきらと同等以上の公演は出来ないと思われる。事業計画の実現性について具体的な審査の経過を示されたい。
  • E 収支予算書について、文体事業団は、5年間の実績も踏まえて事業毎の具体的予算書となっている。ところが、JRBSは、総括予算書であり、比較検討が出来ない。文体事業団とJRBSの比較検討の経過を示されたい。なお・文体事業団の事業ごと収支予算書を単純合計してJRBSと比較すれば、大きな違いは管理費および施設管理費の差額合計1480万円はほぼ人件費相当額です。とりわけ人件費は、事業計画を確実に進めていく上で、職員体制とも大きくかかわる。予算面からもJRBSの職員体制を明らかにされたい。また、租税公課は、消費税における人件費等の計算根拠の違いといわれており、一致させる必要がある。予算書の具体的な吟味の経過を示されたい。
H17年度予算では、文体事業団への管理負担金107428管理委託129762千円の合計237190千円で、H18年度指定管理応募に当たっては19862千円減額の努力をしている。実績があるからこそ、責任ある数字を提示していると考えるがこのことは議論されたのか。 

(千円) H17年度 文体事業団 JRBS 差額
管理費 107428 97714 95000 2714
施設管理費 129762 119614 107520 12094
   合計 237190 217328 202520
人件費 93575 80000 13575
租税公課 11435 1500 9935



RD処分場のドラム缶は撤去してください 

12.5県庁前要請行動
120人の参加で寒さも吹っ飛ぶ


RD処分場から飲み水を守る会(代表:村上廣造、近畿水問題合同研究会)主催で、初雪の舞うこの冬一番の寒さの12月5日、県庁前にてRD処分場内のドラム缶や有害物質の撤去を求めての集会と要請行動がおこなわれました。

栗東市民はもちろん、滋賀県内外から120人を超える参加でおおきく盛りあがりました。

処分場の下流域の地下水はすでにダイオキシンや水銀などの様々な有害物質によって汚染されており、この汚染水が栗東市の水道水源を汚染し、琵琶湖へと汚染が広がっていきます。

9月30日、2箇所のつぼ掘り調査で5個のドラム缶が発見されたことからその不安は一層高まっています。

参加者からは「全体を掘って、1000本とも3000本とも言われているドラム缶を全て撤去してほしい」「ドラム缶は違法物であり、これを放置しておくことは犯罪であり、見過ごせば県も共犯である。県は早急に撤去すべきだ」「琵琶湖は近畿一円の水がめです。環境こだわり県というのなら、大阪府民の飲み水である琵琶湖をRDの汚染から守れ。」「環境をよごすことは人権を侵害することと同じです。私たちは堂々とドラム缶や有害物質の撤去を求めましょう」「新幹線新駅よりもRDの解決を」などの訴えがありました。

 参加者の代表が國松知事宛にドラム缶と有害物の撤去とRD社の責任追及を求める要請書を提出し集会を閉じました。

 本当に寒〜い中での集会でしたが、多くの仲間に支えられ元気をもらいました。安全な栗東市と琵琶湖を取り戻しましょう。

栗東民報 2005年12月11日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろ美
 農業委員 三浦平次