新幹線駅前区画整理事業の重大問題
地価差額補填77億円
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新幹線新駅の駅前約五十ヘクタールの区画整理事業(新都心区画整理事業)が事業認可を受けて進められています。
JR東海との基本協定書では、3月末までに仮換地の合意を得ることとなっていますが、仮換地どころか地権者合意も100%できておらず、その見通しはありません。
また、区画整理事業計画書では、保留地処分の土地単価は一u当たり9万1000円で計画されています。これに公共減歩率を加味すれば一u当たり6万7000円となります。
ところが、土地開発公社で先行買収した約5万uの土地単価は平均一u当たり22万3000円になっており、その差額は77億8100万円です。区画整理事業を進めるためには77億円余をつぎ込んで、市が公社から買い戻し補填しなければなりません。
新幹線新駅の事業費656億円のうち、市負担は295億円ですが、土地開発公社の補填事業費は24億円しか見込んでいません。
新都心区画整理事業でも、この様にずさんな重大問題が隠されています。
正確な情報開示もせず、市民犠牲押し付けの大型開発、税金のむだづかいは許せません。 |
(千円)
単位=億円 |
事業費 |
市負担 |
新幹線新駅 |
240 |
80 |
草津線新駅 |
54 |
32 |
新都心区画整理 |
296 |
130 |
道路築造 |
18 |
15 |
拠点ゾーン |
24 |
14 |
土地開発公社 |
24 |
24 |
合計 |
656 |
295 |
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