栗東民報

栗東民報 2004年8月号外

〜新幹線問題〜


住民犠牲と財政破綻をまねく
新幹線栗東新駅・周辺開発は中止を

市民が必要なし言うてんやからやめるべきや。
もうこれ以上借金せんと、安心して暮らせるようにして。・・・市民の声


新幹線新駅は、昭和六十二年十二月県議会で稲葉知事が「栗東」設置を発表し、町(市)は、新駅のために福祉・教育は後退させないと広言してきました。

日本共産党は、駅の必要性は認めながらも、JR東海の負担や規模の見直し、住民が便利に利用できる駅前づくり、市の財政等々、毎議会とりあげ見直しを求めてきましたが、市はことごとく拒否しました。

新駅のためにすでに136億円

S63〜H14 支出合計
(千円)
人件費 653,140
需要費・事務費 57,884
委託料(調査費)  868,206
負担金 121,317
補助金 42,823
積立金  3,006,566
土地先行取得  8,879,843
合計  13,629,779
平成十四年四月、滋賀県・栗東町・促進協議会およびJR東海の四者でむすんだ基本協定書は、駅舎建設費が二百四十億円と全国一高く全額住民負担。

また、草津線新駅や動く歩道、区画整理など1000億円を超える巨大プロジェクト事業であり、
その進捗状況を見ながらJR東海が工事時期や停車本数などを決めるというものです。

日本共産党は、このようなJR東海言いなりの計画に反対するとともに、すべての情報を公開したうえで、住民に新駅設置の是非を問い直すよう要求しました。
しかし、国松市長は「住民の意見をよくきいて」と選挙公約しながら「その必要なし」と拒否しました。 

さらに、大津市の促進協議会退会やたばこ税収の落ち込み、九百億円をこえる借金財政等々、状況が大きく変化し住民犠牲を
強めています。

多くの市民から「駅がなくても困らない」「保育園や幼稚園の保母さんを増やして」「医療費の無料化広げて」「税金下げて」などの声が高まり、新駅賛成の方々からも「急ぐ必要はない」「財政が心配」「市長は公約守れ」「JR負担が当然」などの声が広がっています。

三月市議会では、一万三千名近くの住民の願いがこめられた「新幹線新駅の凍結を求める請願書」が、栗政会(保守自民)公明栗東の反対で不採択となりました。

日本共産党は、このような経過を踏まえ、住民犠牲押し付け財政破綻を招く新幹線新駅と周辺開発は中止し、福祉・教育・環境を大切にした市政に改めるため全力でがんばります。

国でも、バブルの崩壊、不況の長期化で、借金は700兆円(国民一人当たり約550万円)を超え、市の借金も九百億円(債務保証含む)にのぼっています。しかし私たちの暮らしは決してよくなっていません。栗東駅前開発など開発優先の借金行政の結果です。借金の増加に相反して市税収入は減少傾向がつづき、その返済が重くのしかかっています。

市はこれを反省するどころか、50年100年先を見越した投資などと推進しています。栗東駅前開発を見れば、失敗は明らかです。新駅と駅前開発は、住民犠牲と財政破綻の道です。今こそ、税金のムダづかいをやめて市民の命と財産を守る自治体本来の役割を取り戻すときです。 日本共産党と力をあわせて「市民が主人公」の栗東市をつくりましょう。

増える借金 減る税収入



日本共産党の紹介

この夏、党をつくって82周年をむかえました。
1922年、日本共産党は「国民の苦しみの解決」を立党の精神として生まれ、戦争に反対し平和と民主主義をまもり、「国民が主人公」の政治をめざしてがんばってきました。


詳しくはホームページをごらんください
http://www.jcp.or.jp


侵略戦争に反対した唯一党

「日本共産党は82年間、日本の戦争に賛成といったことがない。すごいことです」(評論家鶴見俊介氏)

日本共産党は、戦前命がけで侵略戦争に反対をつらぬいた唯一の党です。他の政党は、アジアへの侵略戦争に加担したため戦後、名前を変えざるをえませんでした。

いま 海外派兵反対、憲法9条守れと大運動

小泉政権はアメリカ言いなりに、イラクへの自衛隊派兵をすすめ、多国籍軍への参加を決めました。

また、「9条を取り払え」というアメリカの強い要求に応じ、憲法を変えようとしています。この流れに、公明党も民主党も加わっています。

日本共産党は、自衛隊の海外派兵に反対し、憲法9条を守るために共同をすすめています。

「国民が主人公」つらぬいて

戦前は、天皇が国の主人公。女性の参政権は認められず、過酷な長時間労働か強いられていました。

そんな時代から、日本共産党は、国民主権、男女平等、8時間労働制などを主張し、不屈に要求してきました。このがんばりが、戦争反対と民主主義を守る、いまの憲法に花開いているのです。

サービス残業を告発
大企業に260億円支払わせる

サービス残業は法律違反です。

日本共産党はこの30年余、国会で240回を超える質問で追及。トヨタ、NEC,日立など大企業の未払い分260億円を支払わせました。

サービス残業をなくせば160万二の雇用が生まれます。

日本共産党は、ヨーロッパ並みの「あたり前のルールある資本主義を」働くもののくらしと権利を守るためにがんばっています。

自主独立の輝かしい歴史

旧ソ連、北朝鮮の横暴とたたかってきました


日本共産党は、旧ソ連のチェコやアフガン侵略などを、社会主義と無縁の蛮行と徹底的に批判しました。

そのため、ソ連から直接攻撃を受けましたが、自主独立の党として、断固跳ね返しました。また、北朝鮮の大韓航空機爆破事件などの無法行為に対しても厳しく批判してきました。

拉致問題も、北朝鮮の反抗であることを一番に国会で取り上げ政府に認めさせました。


日本共産党員が首長 12自治体

地方議員4096人
  → 第1党

女性議員1281人
  → 他のすべての党の合計より多い

岩手県・湯沢市、陸前高田市
東京都・狛江市
福島県・霊山町
長野県・木曾福島町、坂北村
兵庫県・黒田庄町、福崎町、南光町、出石町
滋賀県・びわ町
岡山県・金光町

2004年7月現在
活動資金は、赤旗の事業収入、党費、個人のカンパによる国民に支えられています。
企業・団体献金0、政党助成金の受け取り拒否。

栗東民報 2004年8月号外
日本共産党栗東市委員会発行

 市会議員 ばば美代子
 市会議員 国松清太郎
 市会議員 太田ひろ美
 農業委員 三浦平次

※あかはたのお申し込みも受け付けております