栗東民報

[2005/2/19]

●新幹線栗東新駅現地視察-報告


2月16日午後2時、雨に中、JRびわこ線栗東駅を出発し新幹線栗東新駅予定地まで約15分歩いて現地踏査をしました。

 平松順子衆院近畿ブロック比例候補を先頭に桐山県議、草津、守山、野洲、湖南、甲賀の各共産党市会議員と地元馬場・國松・太田栗東市議と住民ら25人が参加しました。
2・16 新幹線(仮称)栗東新幹線新駅の予定地

  ↓左から 安井甲賀市議・木村守山市議、
   平松衆院近畿ブロック候補・桐山県会議員
現地調査を通じて、あらためてJRと大手ゼネコンのための無駄な大型開発であることを実感しました。

駅舎負担金問題が山場を迎える中で、全国一高額な駅舎建設費の全額地元負担をはじめ駅そのものの利便性や経済効果への疑問、駅舎建設費240億円にとどまらず駅前区画整理事業に296億円や草津線の新駅設置などに54億円等々巨額が投入されようとしています。さらに、JRびわこ線栗東駅と新幹線新駅の間(西側区画整理事業)は30万都市(いわゆる合併)で将来進めるとしています。
 
 新幹線栗東新駅は、「県も湖南の玄関口として将来への投資」といっているように、決して栗東市だけの問題ではなく、湖南地域の街づくりにかかわる重大問題です。

 同日3時30分から、新都心区画整理事業の地権者の皆さんと懇談しました。「財政がないといいながらなぜ今新幹線新駅なのか」「市の強引な進め方は許せない。借金でやるから迷惑科かけんと言うが借金返すのは税金や。そんなごまかし、市民をバカにしてる」「請願駅と言うけれど私ら請願したわけでない」等など、不満の声があいつぎました。

 市の職員は「金がダイアモンドになる」などといって区画整理に同意するよう迫ってくるが、「土は土」として生かしてこそ守っていけるのと違うか。自らの年金から固定資産全や国民健康保険税、介護保険料などを支払うと如何程も残らない。これ以上税金が上がれば払いきれなくなる。生きていけないと切実なお話もされました。

 本当に、新幹線新駅と大型開発をばら色にえがき、市民県民に犠牲を押し付ける滋賀県と栗東市の責任は重大です。
日本共産党は国・県・湖南地方議員団の連携も強め、市民・県民の暮らしと福祉、環境を大切にがんばります。力をあわせましょう。

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