栗東民報

[2005/2/19]

●RD産廃処分場 現地調査     

太田ひろ美市会議員

RD処分場で、現在進行中の深堀り穴の修復工事(県の出した改善命令のひとつ)の現場説明会が滋賀県主催で行われました。

1月16日 RD処分場の現地調査
左から國松清太郎・ばば美代子・太田ひろ美市議

あいにくの雨でしたが、地元の方々を中心に約40名の参加があり、高濃度の硫化水素が発生してから5年の月日が経過している中で、RD問題の早期解決を願う地元の皆さんの強い思いをあらためて実感しました。

さて、RD社によって開けられた深堀り穴(横50m、縦30m、深さ20m)は平成10年に県によって発見され、約7m埋め戻されたという経過があります。しかし、平成13年の調査で、この深堀り穴の底は遮水性が低く、ここの地下水から有害物質が検出された可能性がこの穴にあるとして改善命令が出されたものです。

この時点で問題になっているのは、地下水防止策の土台となる県の埋め戻した7mの部分が、[1]汚染されていない良土であるかどうか、[2]この上に作られる遮水槽をささえられる強度があるかどうかです。

実際に私たちが見た深堀り穴には元の地山や粘土層の部分もありましたが、ほとんどがごみの山で、とても安定型処分場とは思えない光景でした。木くずや医療系廃棄物など違法なものも数多く存在していました。

安定型処分場とは

コンクリート、ガラス(陶器)、廃プラスチック、ゴムの4品目しか埋めてはならないと滋賀県では決まっています。


参加者の皆さんから

「夏場はここからいつもいやなにおいがする早く何とかしてほしい。」

「滋賀県はTVで環境こだわり県と放送している。この処分場を早くきれいにしてほしい。」

 「住民にどうしましょうではなくて、県の責任で改善すべきだ。」などの声が寄せられました。


日本共産党は、県がH10年すでに埋め戻した7メートルもほりさげて、きちっとした良土で再度埋め戻し、遮水工事をするべきだと要求してきましたが、現場を見てその必要性を強く実感しました。

 皆さんと一緒に、栗東市の環境や飲み水の安全を守っていきたいと思います。