1、市財政問題
夕張市のような財政破綻状況ではない
地方財政健全化法によるH19年度決算の財政指標は、一般会計等を対象とする実質赤字比率や全会計の連結赤字比率、資金不足比率は赤字・不足とはなっておらず、良好な状態です。将来負担比率が早期健全化基準ギリギリなのは、土地開発公社の債務保証がカウントされたためです。
また表Aは長期財政計画からの起債と基金の抜粋です。H32年度末起債は161億円と半減し、基金は87億円とほぼ倍増します。(ただし、この表は財政再構築プログラムの実施や新規事業なしを前提としています。)
結局大型開発のための土地購入に巨額の税金をつぎ込んだことが、財政悪化の原因です。しかし、夕張市のように財政破綻を招く状況ではありません。
毎年6億円での公社用地の買戻し計画を実行すれば、将来負担比率は確実に下げれます。財政危機をことさらあおり、住民に不安を与え、新駅開発の失敗を住民に押し付ける財プロは絶対に許せません.国の三位一体改革等による地方自治体壊を許さず、市民の暮らしと地方財政を守るためにがんばります。
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H19年度末財政指数(表@)
H19年度決算
(%) |
栗東市 |
早期健全化基準 |
財政再生基準 |
実質赤字比率 |
― |
12.86 |
20.2 |
連結赤字比率 |
― |
17.86 |
40.0 |
実質公債費比率 |
13.3 |
25.0 |
35.0 |
将来負担比率 |
336 |
350.0 |
なし |
資金不足比率 |
― |
20.0 |
なし |
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長期財政計画資料(表A)
億円 |
H19年度末 |
H23年度末 |
H26年度末 |
H32年度末 |
起債(借金) |
381.31 |
359.84 |
287.75 |
161.07 |
基金(貯金) |
45.54 |
53.65 |
74.81 |
87.14 |
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