議員団ニュース

●2005年12月 議会報告


市民の願い実現にがんばります
 2006年度予算要求書を提出

日本共産党栗東市議団 5分野65項目から抜粋
  • 憲法改悪の策動に反対し、憲法をいかす「憲法の集い」を行うこと
  • 自衛隊をイラクから即時撤退するよう、国に働きかけること
  • 国民健康保険法の精神をいかし、高すぎて払えない保険料の引き下げと減免制度を周知徹底すること。すべての加入者に保険証を発行すること。
  • 税金その他の分納期間は、延滞税の免除措置を講じること。
  • 介護保険制度改悪の影響を調査し、市の独自制度を充実すること。介護保険料と利用料の減免制度をつくり、必要な介護を保障すること。
  • 敬老祝い金をH14年度制度に復活すること。
  • 義務教育は無償の原則にたち、小・中学校の修学旅行、幼稚園、保育園の園外保育の保護者負担をなくすこと。
  • 通学道路の安全総点検と、くりちゃんバスを活用し通学の安全を確保すること。
  • 大宝西幼稚園の保育室を増築し、小学校区内での保育を保障すること。
  • 国の三位一体改革、県の財政構造改革の影響から市民の暮らしを守ること。住民に負担増となる新幹線新駅と大型開発は中止すること。
  • くりちゃんバスの停車スペースを確保し、中央公民館と金勝公民館の敷地内停車はやめること。
  • 地震などの大規模災害による住宅再建・補修等のための基金を創設し積み立てること。
  • 金勝川・葉山川の平地化早期実現と、堤防を利用した迂回路で交通渋滞緩和と安全対策を図ること。
  • 中仙道(大宝神社公園前)の歩道整備を行うこと。
  • RD社に違法物の無害化撤去を迫るとともに、水道水源の地下水を守るために、県の責任を追求すること。
  • 米の需給調整は転作条件を緩和し、集落を超えて実施できるようにすること。
  • 福祉施設や文化・スポーツ施設の「指定管理者制度」への移行は見なおすこと。



■官から民へ
  「國松劇場」で市民が泣かされる


かけ込み協定(乗車)は違反です

滋賀県下で取り組まれた住民投票署名は、県内で80379筆、栗東市内で7119筆(有権者比15.7%)が寄せられた。

「新幹線新駅の無駄づかいはやめて」という県民・市民の強い意思の現れである。一月にも臨時県議会で条例制定が審議されるが、その結論も待たずに、12月25日、滋賀県と栗東市、促進協(甲賀市長・大津市長は欠席)とJR東海の四者で工事協定を締結した。

県民・市民の声を無視し、駅舎建設費の負担割合や駅前区画整理事業の地権者合意も得られていないにもかかわらず、強引に進める県と栗東市は断じて許せない。

新駅建設には、土盛り部分を撤去する必要があり、時速270qを減速せずに走らせるために仮線を付けて工事することから、240億円もの全国一高い駅舎建設費となっている。

この仮線1950mの工事費は83億円であるが、市は財政難から栗東駅前線にからめて53億円を起債(借金)でまかなおうとしている。これは、地方財政法違反と言わなければならない。

また、草津線新駅や土地開発公社で先行買収した五万uの土地、簿価との差額補てんもいよいよ財政を圧迫する。

日本共産党は、違法性を厳しく追及し、市財政と市民の利益を守るために全力でがんばります。

RD産廃処分場
一刻も待てない ドラム缶・有害物の撤去を

 市民等の強い要請によって行われたRD処分場の部分的な掘削調査で、5本のドラム缶が掘り出された。さらに、市道沿いを1000平方bに拡大して行った調査で、ドラム缶は合計105本、一斗缶も65本掘り出された。

元従業員が埋めたと証言した場所からドラム缶が発見されたことで、あらためてその正しさが証明された。「処分場中央部や旧焼却場下にも埋めた。全部合わせると一〇〇〇本を超える。」また「埋めた当時のドラム缶の中身は、ドロッとした液体でシンナーの臭いや何ともいえない鼻をつく悪臭があった。工場の廃液や化学物質が混じった廃液であった。中には医療廃棄物もあった。」との証言等があります。さらなる掘削調査が急がれます。

 住民のねばり強い運動で、ここまで真実を明らかにさせてきました。

 RD社は、安定型処分場では認められないドラム缶や大量の有害物を、法律に違反して埋めた犯罪者であることは明らかです。

県は許可権限者として、直ちにRD社を告発し違法物の撤去と安全処理の命令を出す義務と責任があります。もし、これを県が見逃せば、県も同罪となります。あわせて、栗東市は、地下水汚染への不安を取り除き、水道水源と環境を守るために全力を尽くすことが急がれます。

日本共産党議員団も全力でがんばります。

芸文会館さきらは市民の宝

 芸文会館さきらの管理運営をJR西日本総合ビルサービス(JRBS)に選定する議案を、市議会は賛成多数で継続審査としました。

滋賀県や近隣市でも、市民などへの影響が大きいことから、文化会館などは「非公募」として、財団等による運営を継続しています。

栗東芸文会館さきらは、開館五年目を迎え、豊かで多彩な事業を展開し、全国から注目されています。それは、財団法人文体事業団が非営利組織として運営し、市民とともに作りあげてきた宝です。

JRBSは、清掃や空調などのメンテナンスの会社で、文化芸術の企画運営の実績はありません。JRの関連会社の支援を受けるとしていますが、これでは大手事業者が独占することになります。また、利益を目的とする民間会社になれば、効率性が重視され、もうけ本位になりはしないか。市民ニーズに応えることができなくなるのではないか等々の不安に加え、文体事業団の現職員の解雇に繋がる重大な問題です。

指定管理者制度は、大企業等で行われている分社化、転籍、解
雇という勤労者のリストラ・合理化の自治体版であり、小泉構造改革の一つです。 

「官から民へ」、職員と市民犠牲をつよめる國松市政に真正面から対決し、豊かで多様な文化行政を市民とともに守り発展させるために、日本共産党議員団も全力を尽くします。



日本共産党栗東市会議員団
2005年12月 議会報告会

中央公民館
1月28日(土) 午後2時から
新幹線新駅、RD産廃処分場、栗東芸文会館さきらの指定管理者問題等々、全国が注目しています。

話し合いましょう
御参加よろしく



2005年12月議会
   一般質問でとりあげました


國松清太郎議員
政府の新たな農業政策では栗東農業は守れない
 小泉構造改革「農業版(新農政)」では個人
農業者は4ヘクタール、集落営農では20ヘクタール以上が認定農業者の主な補助基準となる。市内の対象人数は。


 4ヘクタール以上の個人農業者は三戸であるが、認定要件を満た
す個人農家は二名、集落営農は11組合である。

 担い手からはずれた農業者に、栗東独自の対策を

 集落営農を推進しJAと連携して作業の受委託を進める。


この他、新幹線新駅問題を質問

ばば美代子議員
小学校区内での保育保障を
 大宝西幼稚園の保育室を増
築し、3歳児保育を保障せよ

 H18年度は大宝幼稚園を活用し、H19年度は最善の方法での対応を検討する。(22日全員協議会で、H19年度2室を5年リースで増築する事が発表されました)


この他、耐震偽装問題・新年度予算を質問

太田ひろ美議員
ゆきとどいた教育のために少人数学級の実現を
 たちまちは、35人学級を
小・中2年生まで拡大し、少人数学級を計画的に実施されたい

 市独自では実施しない。

 複数加配教員の増員を。

 特別支援教員を含めて検討する。


この他、RD問題では、H18年夏までに住民説明会の実施を約束させました。



2006年 市民の声がいきる年に

2006年は平成18年、丙戌(ひのえいぬ)の年である。

犬年(いぬどし)とも云う。戌はジュツと読み、樹木を削って美しい形を整えることを戌削(じゅくさく)と云う。

小泉政権が押し進める改革だが、真に必要な改革とは何か。改革自体を選定することが必要ではないか。この日本の将来はどうなるのかと「犬の遠吠え」では解決しない。市民の願いは何か、「犬も歩けば棒に当たる」べく多くの声を聞き解決のためがんばらねば「犬の論語」になる。

さきらの指定管理問題は「犬が追い出したうずらを鷹が捕る」ことだ。RD社の違法投棄に県の対応は「犬も食わぬ」存在である。新幹線新駅の工事協定でいよいよ財政圧迫は必至。「犬の尾を食うて回るがごとし」ではないか。

皆さまの健康とご多幸をご祈念申し上げます。


日本共産党議員団ニュース
2005年12月議会報告
発行 日本共産党議員団

ご意見・ご要望・生活相談などお寄せください
ばば美代子/國松清太郎/太田ひろ美














































































RD社は直ちにドラム缶と
有害物質を撤去せよ
12.5県庁前要請行動





















県民の声無視のかけ込み工事協定(案)

























指定管理でゆれ動く
栗東芸文会館さきら
 12月17日 クリスマスキャンドル広場