議員団ニュース

●2004年6月 議会報告


日本共産党が追求
新幹線 びわこ栗東駅 2面4線に見直しを

全国一高い駅舎建設費
2面5線240億円のカラクリ

新幹線びわこ栗東駅は2面5線のため建設費は全国一高い240億円となっています。しかし、市は駅舎機能としては2面4線で可能と明言しています。2面4線で建設するのが当然ではないでしょうか。

JR東海にとって、下り2番線を作ることで、緊急待避や早朝一番電車を確保することでき、莫大な利益を上げることができます。JRのための2面5線であり、JR東海が負担するのが当然である。

また、仮線工法のために64億円も高くなっており、仮線工法でなくても技術的には可能という意見もある。

日本共産党は駅舎規模と工法の見直しを強く求めました。

市は、270キロ走行確保のために仮線工法が必要で、より利便性の高い駅として2面5線、仮線工法が最良と決定した。と答弁しました。
仮線工事費(64億円)・その後待避線(下り2番線として活用
県道の高架線工事費用は駅建設費用に含まれていない
仮線接続工事等の転用費用(5億円)はJR東海の負担


新線工事期間中にはスピードダウンを必要とするが、架設線を設ければ必要はない。
この方法を採用すれば仮設線費用(64億円)の負担は必要としない。
ホームの位置を東にずらせば高架橋がいらない。

経済波及効果・深度化調査
   (各自治体ごとの経済効果調査)

日本共産党・ばば美代子議員に深度化調査結果を6月提出の本会議答弁しながら、周辺自治体の理解が得られないからとして反故に。

議会軽視、住民無視は許せません。駅舎負担金問題の見通しは真っ暗闇ではないでしょうか。


◆2004年6月議会 一般質問でとりあげました◆


太田ひろ美議員
地下水汚染とRD処分場問題の早期解決を
 市道側県観測井戸bR周辺の汚染が濃厚、即調査し有害物を撤去されたい。

 原因と場所特定の為のボーリング調査を行う。

 ダイオキシンが検出された、地下水の飲用指導と対策を急がれたい。

 旧鴨が池の土壌ガス調査の進捗状況を示されたい。

 6月25に着工予定。

 今後は有害物の場所の特定や撤去をしていくべきである。市の考えは。

 事業者責任で撤去させる。子どもの安全と地域の安全を

國松清太郎議員
「国際コメ年」にふさわしい農業振興を
 国連は今年を「国際コメ年」と決め、世界の飢餓を克服するために食糧自給向上を掲げている。日本は穀物自給率28%で173か国中130番目。しかし政府は、外米の輸入を増やし、小さい農家をリストラし、減反を続けても、2009年には補助金打ち切りの方向である。市長の見解を問う。

 コメ政策改革は重要な施策で農業団体と協力して推進する。

 産地づくり対策交付金が今年から滋賀県で29%削減となるが、栗東への影響額は。また、環境こだわり農産物への補助金交付を実施されたい。

 交付金は10e当たり3万9千円で22%削減見込み。環境こだわり米については、コンポストを使用した「特別栽培米」が補助対象。県の環境こだわり米には出さない。
消費生活相談の充実を
 消費者の権利を盛り込んだ消費者基本法が成立した。全国的には架空請求や多重債務等の相談件数が急増している。対応は充分か。

 昨年の相談件数は514件。そのうち架空請求の相談は225件と急増。多重債務・ヤミ金など31件あり、弁護士会や県の消費者生活相談室分室などと充分連携をとりながら対応している。

そのほか「市町合併について」ただしました。

ばば美代子議員
幼児園の職員不足解決を市の責任で
 保育園・幼稚園職場で市の職員配置基準の保育士等が確保できず、子どもの安全や職員の健康が守られていない。保護者からも不安と不満の声が出ている。職員確保は市の責任であり、対応を示されたい。

 幼保総合化のもとで保護者に満足いただける保育サービスを提供するために勤務条件を向上し、職場環境の一層の整備に努める。
同和施策の見直し期限を明らかに
 H14年3月末で同和関連法案は失効し、同和行政は終了した。この間の見直しと終結の期限を明らかにされたい。

 法失効後3事業を廃止し2事業の地区要件を廃止して一般化した。固定資産税は減免率を65%から50%に見直すなど、残る5事業について地域の実情を充分考慮し見直しを実施する。
駅ビル用地買戻しは都市整備鰍フ責任で
 都市整備鰍ヘ、栗東市も出資した民間企業。経済情勢の悪化で駅ビル建設ができなくなり都市整備所有の栗東駅ビル用地を(S63年7億5千万円で購入)10年間毎年1億円で買い戻すことは、市民に不当な負担を押し付けるものである。都市整備鰍フ責任で解決すべきでないか。

 債務保証の議会議決をえており問題なし。


6月議会提出の意見書

3位一体改革は補助金削減と地方分権に逆行する「改革」を前提にした意見書であり日本共産党議員団は反対。




議員名

○賛成
●反対





















田村隆光
國松 篤
太田ひろ美
國松清太郎
ばば美代子
谷口儀禮
西村政之
川崎 等
太田利貞
野村昌弘
伊藤矢守司
宇野 哲
池田久代
高野正勝
三木敏達
中前純一
北野一郎
井之口秀行
久徳政和
三浦忠一郎 議長


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2004年6月議会報告
発行 日本共産党議員団

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