議員団ニュース

●2003年9月,12月 議会報告


市民の声で新幹線新駅を凍結させよう

たばこ税 二転三転
大型開発の道楽息子(新幹線新駅)のために
  毒まんじゅう(たばこ税)食べる栗東市

栗東市は、新幹線開発など大型プロジェクト推進の重要な財源として、大手たばこ小売業者に優遇制度をH10年に作り、4社を誘致しました。以来年間35億円のたばこ税収入を得ていました。ところが、このうち1社が、優遇制度が不公平だとして見直しを要求し6月から11月までたばこ税納入をストップさせる強硬手段をとりました。

この業者を引き止めるために、市はH10年自治省の指導によって廃止した奨励金制度を交付金に名前を変えて復活させる条例改正案を12月議会に提案してきました。

結局、過去の経過を無視して国との協議もぜずに強行したことから、与党税調の新制度創設によって23億円の減収になる見込みであり、市当局の失政、責任は免れません。 

まさに、金欲しさになりふりかまわぬ自治体のあり方そのものが問われています。

日本共産党議員団は、この議案審議の中でも「大型開発の道楽息子のために毒まんじゅうを食べる栗東市」を今こそ見直し、地方自治体の本来の姿に立ち返るべきだと、反対しました。

市民の力で新幹線新駅を凍結し、福祉教育を充実させましょう


新設私立保育園の園児確保のために
  保護者の希望無視の入園通知

新設私立保育園の入園申込者が極端に少ないことから、保護者に事前説明もなく、希望もしていない園への入園決定が突然送りつけられています。
12月市議会文教福祉常任委員会で、馬場美代子議員が「保護者の声を無視した決定は認められない」と厳しく抗議し、保護者の申し込みを尊重して見直すことを約束させています。


◆一般質問◆ 〜市民のねがい実現に大奮闘〜


ばば美代子議員
福祉・教育ひとすじ20年
H15年度削減した障害者の福祉年金を、関係団体の声を大切にして3,6,9,12月議会と取り組み、委員会メンバーと共同を広げ、ついにH15年度に新制度として復活を約束させました。障害児学童所建設の差別的扱いも改善させることが出来ました。

新幹線問題はH15年3月タイムリミットで駅舎負担金問題が山場です。市民への説明責任や進める会加入状況などを示して凍結すべきと要求しました。

太田ひろ美議員
安心して暮らせる環境を
北尾法面後退工事の事前調査や、覆土は固定化する土壌でなく産業用表層シートを要求。旧鴨が池の土壌ガス調査の進捗について質問しました。

予備調査の必要性を認めさせ、保全シートや土壌調査は調査委員会と協議することを約束させました。

ことばの教室や障害児保育の充実を要求し、それぞれ努力すると答弁を得ましたが、確実に実行させるために、引き続き皆さんと力をあわせてがんばります。

國松清太郎議員
農業問題なら清太郎さん
長雨による小麦の品質低下の補償問題ではJAと同額補償を実施させました。

米の利活用や農機具購入の補助金、農産物の価格補償の継続を要求し、米パンなど加工品の推進、営農組合への補助金継続を約束させました。

若者の雇用対策や合併問題、住宅リフォーム制度や小規模工事登録制度などはひきつづきとりあげ、市民の利益が守られるようがんばります。


↓67項目

日本共産党と市議会議員団が
  2004年度予算要求書を提出 (抜粋)



1)巨額な市民負担押し付け、市民合意も得ない新幹線仮称びわこ栗東駅は凍結すること。

2)RD産廃処分場汚染物の無害化撤去と地下水の安全確保の対策を早急にとること。

3)イラク派兵に反対し、国連による人道復興支援を行うよう政府に働きかけること。

4)他人の心まで支配する「同和研修」のおしつけはやめること。

5)国民健康保険税の引き下げと、すべての加入者に保険証を発行すること。

6)小学校入学までの医療費無料化を完全実施すること。

7)安心できる介護保険にするため実態調査を行うこと。介護保険料や利用料の減免制度の充実と、施設整備、サービス体制を確立すること。

8)義務教育は無償の原則に立ち、修学旅行や学校(園)外学習等の保護者負担をなくすこと。

9)住民が気軽に利用できる文化施設として「さきら」の利用料の減免、および付帯設備費用の軽減を図ること。

10)学校(園)給食に農業振興にも役立つ地元産米や野菜を使い、安全でおいしい給食を市の責任で提供すること。

11)たんぽぽ教室、ことばの教室を充実し、早期療育にとりくむこと

12)くりちゃんバスのルート見直しと、交通弱者が利用できるバスに改め、利用料の軽減や敬老パスを発行すること。

13)金勝の里の活性化を地元まかせにせず、まちづ
くりと一体でとりくむこと。

14)住宅リフオーム制度、小規模契約者登録制度で地元
 業者の仕事を確保すること。など67項目を要求。


1月末ごろに市長交渉を予定しています。
ぜひご参加ください。


世界にほこる平和憲法を守り、イラク派兵中止を!
税金の使い方を見直し、くらしを守る政治を!

2004年は参議院選挙の年
政治改革のチャンスです  ことしもがんばります
今年は甲申=きのえさる年である。
申の刻は午後4時、方向は西南西を言う。
動物園の猿は人気抜群。
毛づくろいをしている猿を見ていると時間のたつのを忘れる。さるは去るに通じて、元に戻る。
すなわち清算、リセットの年とも言われる。
猿真似、猿知恵、犬猿の仲など良い諺ではない。
日光東照宮の三猿は、「見ざる・聞かざる・言わざる」と庶民は黙って聞くが良しともとれる。
しかし、いまや民主主義の時代。社会をよく観ること。少数意見にも耳を傾けること。そして自分の意見を述べることが大切である。
猿が魚釣るごとくアメリカ言いなりの猿真似政治はごめんこうむりたいものだ。


日本共産党議員団ニュース
2003年9.12月議会報告
発行 日本共産党議員団

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ばば美代子/國松清太郎/太田ひろ美